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6年目 静かなる始動 臨時便 完全復旧なお時間 - 中日新聞

 北陸新幹線は十四日、長野−金沢の延伸開業から五年となったが、新型コロナウイルスの感染拡大で記念式典が中止になるなど静かな節目を迎えた。開業以降、順調に客足を伸ばし、累計利用者数は四千三百万人を突破。ただ本年度は台風19号や新型コロナなどが影響し、北陸経済にとっては気をもむ日々が続く。(高本容平、阿部竹虎)

北陸新幹線が開業5周年を迎え、入線する東京行きの「はくたか」=14日午後、JR金沢駅で(泉竜太郎撮影)

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 この日、金沢、富山各駅などでの記念式典は中止となったが、JR西日本金沢支社は管内五駅の改札口付近に、五年間を写真で振り返るモニュメントを設置。「新型コロナの影響はあるが、六年目もさらに多くのお客さまで北陸がにぎわうよう精いっぱい努めたい」とのコメントを出した。

 同支社によると、五年目(昨年三月十四日〜今年二月末)の利用者は七百九十万六千人で、前年に比べ約五十万人少ない。台風19号による運休や本数減が響いた。新型コロナの影響も深刻で、今月一日から一週間は前年比で半減となった。

 十二日に北陸信越運輸局が発表した宿泊旅行統計(暫定値)によると、石川県の外国人延べ宿泊者数は前年比3・2%減の九十四万人。日韓関係の悪化や台風19号が響き、一一年以降で初めて減少。国内客を含めた全体の宿泊者数は7・6%減の八百四十四万人で、開業以来、最も低かった。

 ただ将来の大阪延伸をにらみ、金沢、富山両市内では今もホテルの建設が相次ぐ。北陸経済研究所(富山市)の熊野和夫主任研究員は「敦賀延伸で北陸を訪れる西日本の観光客は増える」と予測。JR西の担当者は「新型コロナの影響が終息した際には、地域と連携した誘客やにぎわいづくりを検討する」と述べた。

 台風19号で被災した北陸新幹線の定期ダイヤは十四日の改正に合わせ、全面復旧した。上下一本ずつ減らしていた東京−長野の「あさま」が回復。ただ全車両の三分の一に当たる十編成百二十両が水没した影響は依然として大きく、大型連休や週末に増発する臨時列車を含めた完全復旧にはまだ時間がかかりそうだ。

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March 16, 2020 at 08:20AM
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