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江戸時代に現れた妖怪、「アマビエ」で疫病退散! - 朝日新聞社

消しゴムハンコ作家で、忌野清志郎さんの長女・百世(ももよ)さんの連載「よなよなハンコ」。今回のテーマは、いまネットで話題の「アマビエ」! 百世さんの手にかかると、妖怪がこんなにかわいい生き物?になるんですね……。なんとなく不安な空気が流れる世の中にあっても笑いが絶えない百世さん一家のご様子と合わせて、お楽しみください。

    ◇

もう3月も中旬ですね。桜が咲いてきて、ホワイトデーには関東で雪が降っていましたね~。花や雪を見ると心安らぐなぁ。

今回の消しゴムハンコは、「アマビエ」!
江戸時代に現れた半人半魚の妖怪で、長い髪にクチバシ、体にはウロコがあって足が3本。海から現れて、「豊作も続くが、病も流行する。早々に私の姿を写して人々に見せよ」と言って、海中に消えていったんだとか……!

このアマビエが、新型コロナウイルスが流行してしまった今、疫病退散にご利益があるのでは、とSNSですごくはやっているんですよね。
ツイッターで検索すると、いろんな人がアマビエを描いているんですが、それを見てるだけでも元気でてきますよー。

なんといっても、本物の絵(編注:京都大学附属図書館所蔵のアマビエ)はヘタウマ感があっていい味をだしているので、ぜひ見てみてください。この見た目、思わず描いてみたくなる。

この頃、ウイルス対策で玄関にアルコールを置くようになり、帰宅したらすぐ手に吹きかけているんですが、いつの間にか靴箱にそれが降りかかっていたみたいで、ワックスがはげて白くなっちゃったんですよね。ワックスを塗り直せばいいんですが、まだしばらくはアルコールを使っていく生活になりそうなので、とりあえずテーブルクロスを敷くことにしたんです。
その話をしていたのが私が出かける直前のことで、そんなことすっかり忘れて、買い物をして家に帰宅。

それで玄関で靴を脱ごうとしてるときに、私が帰ってきたことに母が気付いて、「あのさぁ~」ってドシドシ歩きながら近寄ってきちゃって。ウイルス対策で玄関にアルコール置いてるくらいなのに、外から帰って来た人に寄ってきたらダメでしょと思い、「いやいや、こっち来ないでー!」と言ってもこちらに向かって歩いてきて、また私が「来ないで~!」と言ったらやっと足を止めたので、「なに??」と母に聞いたんです。

そうしたら靴箱に敷いてあったテーブルクロスを指さして、「寝ようとしてたのに、これアイロンかけさせられたんだよっ!」と文句を言ってきたのです。
そうだ、そんな話をしてたな~と思いながら、母の話を聞いてたんですが、私が帰ってくるまでの間に、兄が「アイロンかけてー」と母に頼んだらしく、そのタイミングが母が休憩しようとしてた時間で、眠いのにアイロンかけさせられた!っていう怒りをどうしてもすぐに話したかったらしい……。

その光景、一瞬で想像できて面白くなっちゃったんですが、買うように頼まれたものを母に渡したら怒りが分散されたのか、そっちに意識がいっておとなしくなったので、それもまた母らしくて笑ったな~。

今は自分でウイルス対策して身を守るしかないし、一体どうなっていくの?っていう不安がいっぱいの毎日ですが、そんな中でもこの母のドシドシ具合。おもしろくって、いつもと変わらぬ我が家にホッとしたのでした。

私のアマビエも効果があればいいな。
新型コロナ、早く世界から消えていってくれーーー!

百世

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March 19, 2020 at 09:44AM
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