来月３日から始まるＮＨＫ北海道の新番組「北海道道」のメインＭＣを務めるのが、“ミスター”こと鈴井貴之さんです。
北海道にこだわって各地を回ってきた鈴井さんが今、新型コロナウイルスの影響が広がる道内の状況をどう見ているのか、そして逆境の中でみなさんと共有したい思いは何なのか、「ほっとニュース北海道」の瀬田宙大キャスターが聞きました。
【“道民の底力”を信じて】
新型コロナウイルスの影響が広がることしの春、鈴井さんがインタビューで強調したのは「道民の底力」という言葉でした。
鈴井さんは「短絡的な考えかもしれませんが、毎年厳しい冬を乗り越えて春の喜びを感じているのが道民です。『しょうがないじゃん。でも耐えなきゃいけないじゃん』という耐え忍ぶ力がＤＮＡに組み込まれていると思う。必ず訪れる春を待つ、道民の底力を改めて共有したいと思っています」と話しています。
【自分にできることを確実に】
鈴井さんは胆振東部地震の時には被災地でボランティア活動を行うなど、ふるさと・北海道のために行動し、今も“個人でできることを始めよう”と考えています。
インタビューでは「全国、世界各国のホテルに宿泊してきたが、札幌市のホテルのことはよく知らない。観光客が来ないのであれば、週末１泊でもホテルに泊まり『観光客はこのホテルでこういう夜景を見ているんだ』と知ることで変わることがあるかもしれない。そうした自分にできることを北海道民みんなが行動に移し、『近場に行きましょう』となったらおもしろくなるのではないか」と語っていました。
【人にこだわりたい】
４月３日（金）夜７時半から始まる新番組「北海道道」では、鈴井さんと多田萌加さんがＭＣを務めます。
鈴井さんがこの番組で大切にしたいと考えているのは、人を通して地域の魅力を再発見すること。
その上で、希望ある未来を毎週共有したいと考えています。
鈴井さんは「逆境の中で頑張ってきた人たちが北海道にはたくさんいらっしゃる。それはすべてプラスに働く。希望ある未来をイメージすることが一番大切だと思う。『鈴井さん、そうは言っても厳しいんだよ今、日々の生活って！』とおっしゃるのも分かりますが、僕はそれが大切だと信じているし、そのことを共有する時間にしたい」と番組への意気込みを語りました。
【瀬田キャスター後記】
鈴井さんと話して感じたのは、大変な時にこそ多角的に物事を捉えることの大切さでした。
いつの間にか足元ばかりを見て、自分で自分を追い詰めている部分があったのかもしれない。もちろんその瞬間は戦いながらも一歩引いて冷静に見ること、将来を見据えること、視野を広げることで現状と向き合う力をもらった気がしました。
鈴井さんは新しい番組で北海道のどんな魅力を気がつかせてくれるのでしょうか。初回の放送は４月３日（金）午後７時半からです。
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March 26, 2020 at 05:05PM
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鈴井貴之さん“北海道への思い”｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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