ディフェンシブエンド(DE)タカリスト・マッキンリーがアトランタでの最終シーズンを迎えるかもしれない。
ファルコンズは現地29日(水)にマッキンリーの5年目オプションを行使しなかったことを発表した。
「われわれはタックの5年目オプションについて前に進めないことを決定し、将来の契約については静観するアプローチをとる。タックはハイレベルな結果を出す能力を示しており、2020年に彼が生み出すものをわれわれは楽しみにしている」とチームはリリースで述べた。
マッキンリーは発表があった日に、それに先立って自身のオプションに対するチームの決定について『Twitter(ツイッター)』で明かしている。そこにつけられた祈りの形の絵文字にはさまざまな解釈が可能だ。
2年連続で少なくともサック6回を記録して迎えた2019年にマッキンリーのキャリアは飛躍を遂げるかに思えたが、数字上では3.5サックに減退してしまった。サックは評価に使うには不完全な数字だが、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』はマッキンリーが違いを生みだそうとする上で苦戦したことを裏付けている。マッキンリーのディスラプション率11.2%はキャメロン・ジョーダンやケニー・クラークといった選手と並ぶ数字だが、そこには重要な点が抜けている。ジョーダンが2019年に11.2%を記録したのはちょうど2倍のパス、もしくはラッシングダウンにおいてなのだ。クラークもそう離れておらず、パス、もしくはラッシングダウン467回で11.1%をマークしている。対するマッキンリーのスナップ数は259回だった。
他の数字としては、QBプレッシャー率が理解の助けになるかもしれない。マッキンリーの8.5%という数字は実に平均的であり、カマレイ・コレアやカール・ナッシブといった面々が似たような記録を残している。しかし、QBプレッシャー率8.6%でフランチャイズタグをつけられたバド・デュプリーの例を見れば、サック11.5回という成績で自らの力を証明していたのだ。
これらのほとんどが5年目オプションにかかるコストに見合わないと判断された。ファルコンズはオプションを行使せず、マッキンリーが自ら証明する道を選んでいる。
【A】
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April 30, 2020 at 11:51AM
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