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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」
Fさんは最近、目の痛みで悩んでおり、クリニックを訪れた。眼科を受診したところ、痛みの原因となる目の病気はなかったので、内科受診を勧められたという。
特に朝、外出の前にお化粧をしている途中に目が痛くなり、同時に涙と鼻水が出る。そして、目を開けていられないくらいに痛くなってくるという。
毎日ではないが、このところ頻度が高く、治るまで外出の準備もできず、とてもつらい。やっと、スギ花粉症が治ったのに、また新たなアレルギーが出たのかと心配になった。
ちょくちょく起きる頭痛
45歳。そろそろ女性ホルモンが不安定になっている時期である。他に症状がないかうかがうと、頭痛、肩こり、目のかすみ、ふわふわした感じ……と、盛りだくさんだった。
事務職で、一日のほとんどをパソコン業務に費やしているため、仕方がないとも思うが、目の不調はやはりつらい。老眼も始まって、毎日、夕方になると見えづらくなり、日によっても見え方が違う。
Fさんに、「普段、頭痛持ちではないか」と聞いたところ、頭痛はちょくちょく起きるとのことだった。しかし、目が痛い時は、頭痛というより頭がぼやっとし、重い感じになるという。吐き気があって会社に行けない時もあり、ゆっくりできる週末にも痛くなることがある。
涙と鼻水にも悩まされていたため、対処法として、症状が出始めた時は部屋のカーテンを閉めて日光を避け、テレビの音なども小さくし、症状に合う鎮痛薬、抗アレルギー薬を内服後、30分くらいは横になるようお願いした。
月経期、排卵期に起きやすい片頭痛
Fさんのように、日光などの刺激をきっかけに起き、涙や鼻水、目の痛みがひどく、頭痛症状は軽い「片頭痛」がある。片頭痛はどちらかというと女性に多い病気だ。
女性ホルモンの変動が大きくなる月経前、排卵期は、片頭痛が起こりやすい。更年期も女性ホルモンの変化があるため、片頭痛の人が増える。どっくんどっくんと頭の血管が波打つ感じの頭痛だ。目の疲れは肩こりを悪化させ、「緊張型頭痛」という頭を締め付けられるような頭痛も、一緒に引き起こしてしまうことがある。
片頭痛は、緊張から少し解放された時に起こりやすいため、仕事がお休みの土日に多い。これは「週末頭痛」とも言われている。
突然、視界の中にギザキザ、ジャミジャミした光が見える閃輝暗点(せんきあんてん)も片頭痛の前ぶれとして知られているが、本当に閃輝暗点なのかどうかは、眼科医やかかりつけ内科医に相談してほしい。
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