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老舗ラーメン店の四代目・佐藤リカが自身に課す“セブンルール”「自分の代で店を閉める」 - フジテレビュー!!

視聴者が“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、人生観を映し出す新感覚ドキュメント『7RULES(セブンルール)』。

7月21日(火)放送回では、福島県喜多方市の老舗ラーメン店「まこと食堂」の四代目店主・佐藤リカに密着。およそ120ものラーメン店がひしめく「ラーメン激戦区」で、屈指の人気を誇る名店を守る彼女のセブンルールとは。

『セブンルール』に出演した佐藤リカ

ルール①:メンマは手で割く

朝6時、「まこと食堂」に出勤した佐藤の1日は、厨房の床掃除から始まる。

「汚いところで仕事したくないから」と、テキパキと掃除を終えると、まこと食堂の定番メニュー「中華そば」の要でもある、スープの仕込みに取り掛かる。じっくり煮込んだ豚骨スープに、煮干しからとった出汁を合わせる。

喜多方ラーメンの特徴でもある醤油は、創業当時から変わらない配合で数種類をブレンドしたもの。麺の種類や具材も含め、材料は初代から絶対に変えないのだという。

そして同じく彼女が徹底しているというのが、メンマを手で割くこと。

「それを見て育ったから。それが、まこと食堂だって思っているから。1個でも変えたら、まこと食堂じゃないと思っている」と、老舗の味を守り抜くためのこだわりを明かした。

『セブンルール』に出演した佐藤リカ

ルール②:従業員への指示はすべて隠語

「朝ラーメン」の習慣がある喜多方で、まこと食堂は午前7時半に営業を開始する。多い日には、300人が来店する繁盛店で、彼女は1人、ラーメンを作りながら、従業員に威勢良く指示を飛ばす。

だがその指示に耳を傾けてみると「P交換」「お化け屋さん」「裏裏」と、意味のわからない単語ばかり。「P:豚骨(PIG)」「お化け:ゴミ」「裏裏:トイレ」といった、飲食中の来店客に聞かせたくない言葉はもちろん、路上駐車している車を駐車場に誘導する「PD:Police Department(警察)」など、今ではあらゆる言葉を隠語に置き換えているのだという。

いずれも、「お客様にいらない気を遣わせないため」という佐藤の心遣いだ。

ルール③:マッサージチェアで1日をシミュレーションする

まこと食堂の一人娘として育った彼女。高校卒業後は音楽大学で学び、ピアノの先生をしながら店を手伝っていた。しかし、ある日、体力的に限界を感じた父が突然引退宣言をしたのだ。

彼女は、小学生になったばかりの娘との時間を優先したいと考え、ピアノの先生を辞め、店を継いだが、老舗の暖簾には相当の重みがあった。先代である父親も、彼女の決断を喜ぶ反面、不安もあったと振り返る。

材料も麺も、何一つ変えていないのにも関わらず、「全然まことの味じゃない」と言われたこと、それが彼女に火をつけた。

店を継ぎ、腰が痛いと感じ始めたことをきっかけに、習慣づいた毎朝の日課。開店前には父のマッサージチェアに座り、その日1日のスケジュールを考える。頭を整理し、1日の仕事効率を上げることが、人気店を切り盛りする秘訣なのかもしれない。

『セブンルール』に出演した佐藤リカ

ルール④:毎日メダカの稚魚の世話をする

去年、大学に進学し、親元を離れた一人娘の英令菜(えれな)さん。数ヵ月に一度、彼女が実家に顔を出すたび、冷凍してストックしておいた手料理を持たせている。

「生きていく上でいろいろなことを考えさせてもらえるっていう意味では、娘に育ててもらったから、やっぱ師匠だよね。今度は私が自立していかないと。歳を重ねるにつれて、どんどん寂しいなって思う」と、我が子の親離れへの喜びと同時に寂しさを感じてしまう、複雑な親心をのぞかせた佐藤。

そんな彼女が新たに始めたのが、メダカの稚魚の育成。生まれた卵をそのままにしておくと親メダカが食べてしまうので、毎回水槽を入れ替える必要があるという。娘が自立し、手を離れた分、手間を惜しまずメダカに愛情を傾ける。

ルール⑤:夫=ルームメイト

夫・伸一さんが帰宅すると、すぐさま部屋を出て行ってしまった彼女。娘が一人暮らしを始めてからは、夫と2人きりの生活に。娘の言葉で、離婚は踏みとどまったが、会話はほとんど交わさないという。

食事は夫婦別々で、好きな時間に自分の食べたいものを作り、家の中でもほとんど顔を合わせず、各自、自由な時間を過ごす生活を続けている。

家はシェアハウス、夫はルームメイトだと割り切ってから、相手への不満が減ったのだそう。

ルール⑥:ピリピリしたら凌玖(りく)くんの声を聴く

まこと食堂の忙しさのピークはお昼時。配膳のミスが頻発したことで、ピリピリした様子の佐藤は、スマートフォンを取り出してボイスメモを再生した。

声の主は、従業員の息子・凌玖(りく)くん。「おはようございます」「あっという間に来てね」「リカさーん」「ありがとうね」。かわいらしい呼びかけの数々に、佐藤の頬も思わず緩んでしまう。

『セブンルール』に出演した佐藤リカ

ルール⑦:自分の代で店を閉める

代々、家族で守り継がれてきた「まこと食堂」で四代目になった佐藤。舌の肥えた常連客を相手に、試行錯誤しながら、店を継いで13年。プレッシャーに押しつぶされそうになったこともあるという。

そんな彼女が心に決めているルール、それは、自分の代で店を閉めるということ。

魂まで受け継いでもらえるとは思えないからと、後継者は血筋以外認めない。しかし一人娘は現在薬学部の2年生。薬剤師になる夢を、母として心から応援している。先代である父も、「『まこと』という暖簾がなくなること自体が寂しいけど、続けてくれとは絶対言えない」と、彼女の決意に理解を示す。

学生アルバイトの頃から働いているという従業員にとって、まこと食堂は実家のようなものだという。

家族代々で続けてきたからこそ感じられる温かさを大事にする佐藤は、「『親戚の家に来たみたいだねえ』って言ってもらえるのが一番うれしい」と笑顔を見せた。

※本文中、敬称略

『セブンルール』に出演した佐藤リカ

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次回、7月28日(火)の『7RULES(セブンルール)』は、イラストレーター・辰巳菜穂に密着。Googleストリートビューを用いて世界中の風景を描く手法が、コロナ禍で国内外から注目を集めている、彼女の7つのルールとは。

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July 27, 2020 at 06:06PM
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