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黄金世代21歳・三浦桃香「元気です!」国内男子下部ツアー出場 次のプロテストは不透明…「今は少しでもゴルフが好きになる時間に」 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

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「元気です!」と笑顔の三浦桃香

「元気です!」と笑顔の三浦桃香

  • 「元気です!」と笑顔の三浦桃香
  • ショット練習に熱が入る

◇16日開幕 PGMチャレンジ2(千葉・PGM総成GC)

 女子ゴルフの新アイドルとしてファンが多い三浦桃香(21)=アウトソーシング=が、国内男子下部ツアー(AbemaTVツアー)開幕戦のPGMチャレンジ2(16~18日、千葉・PGM総成GC)に出場する。すでにプロ活動はしているが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストには3年連続で失敗。今年はツアーに出ることができず、試合の場がない。昨年11月のテストは体調悪化で途中棄権し、心配されていた。今回の試合はそれ以降、初めての公式な大会になる。

 三浦は元気だった。大会前日の15日、会場コースに元気な姿で現れた。体調不安は今も晴れず、「紫外線に弱いので、外で練習するのは1日置き。連続でやると発熱してしまう。お医者さんに止められている」と、練習ラウンドはなし。男子プロたちに混じって、ショットとパットの状態を確かめた。

 1998年度生まれの黄金世代のトップを走る存在だった。用具メーカーのテレビCMにも起用された。だが、プロテストは3年連続で失敗。昨年までプロとしてツアーに出ていたが、JLPGAの制度変更で、テストに受かっていない選手は試合の出場権を争う予選会(QT)に出られなくなった。すでにアマチュア資格を放棄しているので、主催者推薦での出場もできない。体調面から海外に出ることにも不安がある。事実上、現在は試合の場を閉ざされている。

 一方で、同じ黄金世代の中から渋野日向子はメジャーで優勝し、畑岡奈紗は日米両ツアーで計8勝。勝みなみ、小祝さくら、原英莉花らは国内ツアーの主役になっている。下の世代からは笹生優花が大ブレーク。新しいスターが次々と誕生している。

 だが、三浦は「全然焦りはない。人は人。気にしたことはない」という。「自分を見つめ直したり、苦手を克服したりといった時間ができたと思っている。(コロナ禍で)次のプロテストがどうなるか、何も言えない。今は自分にとって少しでもゴルフが好きになる時間にしたい」

 今年7月からはインターネットサービスのAbemaTVでゴルフの冠番組を任されるなど、別方面に活躍の場を広げている。今大会はその縁で出場の声がかかった。「応援してくれているファンの人たちに、テレビを通してプレーしているところを見せられたらいいなと」と願う。

 女子の試合ではロングヒッターとして鳴らすが、全長6738ヤード、パー70の大会設定は女子には厳しい。「周りの人たちに迷惑をかけないように。一緒に回る人が自分よりかなり飛ぶなんて、ふだんないこと。2打目を打つのが最初になる。グリーンも速いので緊張しています」。こう言いながらも、その顔はうれしそう。やはり三浦には、緑のフェアウエーがよく似合う。

体調に気を配って練習、自炊も始めて健康管理

 ―体調面が心配された

 三浦「紫外線に弱く、(ずっと日差しに当たっていると)体が痛くなったり発疹が出る。この大会は涼しくなったので、長ズボンをはいて。今日も本当は練習ラウンドしたかったけれど、念のため休みました」

 ―ふだんの練習は

 「ラウンドには(無理のない範囲で)出ています。室内でのトレーニングも。しっかり振る練習をしていて、ドライバーの飛距離が3ヤードくらい伸びました。今は264~5ヤードくらい」

 ―日本の試合には出られない。海外は…

 「食物アレルギーが多いので厳しい。お米は限られた品種しか食べられないし、そばも駄目、果物も食べられない」

 ―私生活での変化は

 「自炊するようになりました。最近、ネットで圧力鍋を買いました。ロールキャベツを作ったら、おいしかった。かたいキャベツがうまいじゃん、と、グルテンフリーも意識しています」

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