11月13日より公開となった、130人を【安楽死】させた実在の医師をモデルに描く禁断のクライム・サスペンス映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』が、11月22日都内劇場にて大ヒット御礼舞台挨拶を開催した。
人気作家・中山七里のクライム・サスペンス小説・犬養隼人シリーズ「ドクター・デスの遺産」が原作となる本作。
主演を務めるのは、検挙率 No.1 を誇る破天荒で直感型の犬養演じる綾野剛と、共演のバディには、頭脳派 No.1 の冷静沈着冷静で分析型の高千穂を演じる北川景子。
また、人気上昇中の若手俳優・岡田健史が新米刑事・沢田を演じる。そして、前野朋哉、青山美郷、石黒賢ら実力派俳優たちが、犬養&高千穂と同じ警視庁敏腕捜査チームとして脇を固める。
この日、大ヒット御礼舞台挨拶に登壇したのは、主演を務めた検挙率 No.1 を誇る犬養役の綾野剛、そして若手刑事を演じた岡田健史の2名。
TVドラマ「MIU404」の撮影より実は先に撮影をしていて2人の初共演作となった『ドクター・デスの遺産ーBLACK FILEー』。共演した印象や今後共演してみたい作品、客席からの質問に答えるなど、終始仲の良い2人が見られる舞台挨拶となった。
冒頭の挨拶・久々に会った綾野剛と岡田健史
綾野剛「またお会いできてうれしいです!」
岡田健史「みなさん、はじめまして、岡田健史です。初めて綾野剛さんと共演させていただいた作品で、こうしてたくさんのみなさんに観ていただいて本当にうれしい思います」
綾野剛「この作品が、実は一番初めに共演した作品で、(岡田健史とは)年齢は全然違いますけど、すごく(岡田健史のことが)好きなので、今日はワチャワチャしているところをみなさんに公開するだけの会になってしまいそうで(笑)」
岡田健史「ワチャワチャ、イチャイチャ」
綾野剛「(笑)、カワイイか!キャッキャ、ウフフできればいいと思います。さっき、楽屋から(岡田)健史が出てきてくれて、それからずっとニヤニヤしてるんですよ。岡田健史のラブビームが、貫いてくるんですよ。なんか、可愛くて仕方ないです」
公開から1週間経って、周りの反響は?
岡田健史「僕は初日舞台挨拶等も仕事の関係で出られなかったんですけど、目の前の作品に注いでいる中で、その現場のスタッフのみなさんから「ドクター・デス」観客動員がすごいみたいだねと、話題が出てくるということは、そういうことなんだろうなと。今日実際に会場に来てたくさん、コロナ禍の中来てくださったという事実を見て、すごく実感しています」
綾野剛「僕はですね、“お前、犯人じゃないのか”という反応が。たぶん公開前の特報とか予告で、実は犬養(綾野剛)が犯人じゃないかみたいな空気で、特報作ってるんじゃないかと、それはそれであれ、これ、俺犯人のイメージが特報になってるなという、逆にそういう反応があることで、何より今、それ以上の反響をいただいていることで、まだまだ大変な時期で映画館に足を運んでくださるみなさんがいることに、今日も来てくださったことがすべてだと思ってるし、公開できた時、ようやく公開できたなと、一緒に頑張ってきた作品なので、暑い夏を一緒に過ごした仲で、こうして公開できるってことが、ただうれしかったのと同時に、みなさんがたくさん観てくださって、こうして集まってくださったこと、そのことだけで、自分のエンタテインメントに対する人生の糧みたいな、俺、まだ頑張れるなと、すごく勇気をもらいましたし、元気をもらっています、ありがとうございます」
MCーーみなさんのおかげですね
綾野剛「真面目な話は、もう、恥ずかしいんで(照)」
共演してみてのお互いの印象
MCーーその後のドラマの撮影でもご一緒だったと、この映画のほうが先だったということですが、共演されての印象をぜひ。ニヤニヤが止まらない岡田さんからいきましょうか。
岡田健史「僕は、もうずっと学生時代から、ドラマとか映画とか観ていた人種ではなかったんですけども、それでもそんな僕でも“綾野剛”という俳優がいるっていうことは、わかっていたので、そんな人と実際に共演できる、そして男優さんで僕が聞ける、質問できる、僕が知りたいことを聞ける人が、ドクター・デスを演るまでは、なかなか多くはなかったので、その中で(綾野)剛さんと最初の、ドクター・デスの初日、火葬場の登場が初シーンだったんですけど、その日から僕、剛さんにいろんなこと聞きまくって。たぶん僕が逆の剛さんの立場だったら、すごくウザいなと、聞きまくって、それに対して、僕が1を聞いたとすると、10にも20にも30にも100にもして、剛さんもういいですっていうくらい情報量が本当に、なかなかいないです、こんな人!あの、だいたい僕、ウザがられるんです、聞きまくって。昨日の現場でも、岡田くんって質問攻めするんだねって、それに対してこうして真摯に向き合ってくださる役者さんと出会えたことが、僕にとって大きな時間、意味を持つ人と出会えたことがうれしかったです」
綾野剛「デレデレじゃないか(笑)。裏のヒロインなんで(岡田健史は)。(北川)景子ちゃんが表のヒロインで、完全裏の。(岡田健史は)男のコなので、カワイイっていう表現が正しいかわからないけども、チャーミングさは必要だと思うんですよ、彼にはチャーミングさがあると、チャーミングさよりカッコよさで今は戦っていかなきゃいけないっていう、彼自身の気概の中に可愛らしさが隠し切れないんですよ、質問の時も。それを見て、話せば話すほど目が開いていって、頭がパンクしていく姿を見ていくほど、快感を覚えていく。とにかく、頭をパンクさせたい、頭の中を。いっぱい詰め込んで、ポカーンとしてるその顔がすごい良かったりするんですよ。なので、そんな難しいことを言っているつもりはないんですけど、話せば話すほど、スポンジのように吸いとっていく彼を見て、僕は今38(歳)、(岡田は)ニジュウ」
岡田健史「21(歳)です」
綾野剛「21(歳)か、会った時20歳だったんですけど、とにかく自分が今日まで経験してきたことをすべてシェアしたいんですよ。自分だけのものにするんじゃなくって、シェアしていきたいんですね、映画もどんな作品もドラマもそうなんですけど、やっぱりシェアしていくってことが大事だから、なんか教えてるって感覚じゃないというか、シェアして僕が何十年かけてやってきたことを、1年、2年でやってしまえばいいと思ってるんですよ。ただ詰め込んでると顔がパンパンになっている顔がすごく可愛くて、快楽に。ただのSみたいになってますけど(笑)。すごくいいんですよ、そう一生懸命、僕もハッとさせられているので、彼の眩しさに」
岡田健史「(笑)」
綾野剛「スゲー見てるね、(北川)景子ちゃんでもそこまで見なかったわ」
MCーー仲の良さが溢れでてますね
綾野剛「関係が良いってとても大事なことだと思います」
北川景子の印象は?
MCーー岡田さん、今日はいらっしゃらないですけど、北川景子さんと共演されての印象はいかがですか?
岡田健史「剛さんからもそうですし、北川景子さんという女優さんの今までやってこられた作品数だったり、仕事の内容ということをやっぱり関係者の方からいろんな話を聞くんですね、聞くと百戦錬磨で今も舞台に立たれていて、それを片鱗を見たというか、現場でこの僕が北川さんに対する思いが、絶対にすべてだと思っちゃいけないなというくらい、北川さんの背後にはとてつもない、いろんなものがあって、それが今も北川さんを支えているのかなと、いろいろことを考えながら見ていると。
僕もまだお会いしていない俳優さんだったりを、画面越しで見ている時に、それだけでこの人を判断するのって本当に僕にとってももったいないことだなって、またご縁があれば、僕が頑張れば、北川さんといつかまた共演することができると思って、またその時に違いというか、僕の変化も含めて、共演することができたらすごく幸せだなと思える、そういう風にしたいなと思える女優さんだなと思いました」
今後どんな形で共演してみたいか
綾野剛「次はどんな形で共演してみたい?」
岡田健史「北川さんとじゃなくて、剛さんとですか?」
綾野剛「本質はこっちなんだけど」
岡田健史「北川さんより、剛さんです」
綾野剛「そういうことじゃないんだけど(笑)。俺は景子ちゃんかもしれないじゃん」
岡田健史「えっ!?」
綾野剛「(笑)」
岡田健史「剛さんとは、『MIU404』では最初は壁はあったものの、好きになっていたんですけど、徹底的にこう敵対する役とか」
綾野剛「えぇぇ、、、」
岡田健史「演ってみたい、だからどれだけ僕のラブラブが消せるかっていう」
会場「(笑)」
岡田健史「僕の役者としての1つのやるべきスキル、つけるべきスキル。好きでも俺は“嫌いっす”としないといけないなと」
綾野剛「え、どうする朝、現場入った時に、“おはようございます”って言ってもガン無視よ俺。キツいでしょ」
会場「(笑)」
綾野剛「いや、挨拶はするけどね。景子ちゃんとも共通してるんですけど、目が聡明なんで彼は、その真実を映す瞳が、目が真っ直ぐだから、単純にカッコいいし、今やっぱ昭和を感じさせる顔の人ってそんなに多くないと思うんですけど、でも彼はそのカッコいいっていうところから、こうより逸脱してちゃんと自分の熱さを持ってるんで、彼のファンの人はご存知だと思いますけど、とても熱い男なので、また見ていきたいです」
ドクター・デス役の印象
MCーー岡田さん、ドクター・デス役の方の印象はいかがですか?
綾野剛「どっちですか?」
岡田健史「どっち?」
会場「(笑)」
岡田健史「えっ!」
綾野剛「台本読んでるよね」
岡田健史「(映画に)出てます。どっちって、どっちって」
MCーー真の
岡田健史「僕、そっちだと思ってました。北川さんもそうなんですけど、僕もさっき言った通り、まだ無責任にこう、僕の印象をあまり僕言えないなというか、言いたくないと思っていて、雑誌の取材とかでも、結構聞かれるんですよ、北川さんどうでしたかとか。その人、北川さん好きみたいな空気なんで、あ、はいって、さっきみたいに答えを出してたんですけど、それこそ真のドクター・デス役の方とも、絡みって僕、ほぼない、というか現場でお会いしたの1度だけなんですよ。印象もクソもないというか」
会場「(笑)」
岡田健史「その時、本当に自分に必死で、そして剛、綾野さんに聞きまくってたので」
綾野剛「いたの、気づいてなかったもんね」
岡田健史「そのレベルの、あのー、演出部の方々の含めてあまり僕に会わせないようにとういうか、そういう計らいもあったかと思うんですね、だから長くなったんですけど」
綾野剛「要するに、恋は盲目ってことでしょ」
岡田健史「はい」
綾野剛「作品観て、その中の印象は?」
岡田健史「まったくご本人とは違う。それはさすがやっぱり、役者さんだなという印象があります。その役者さんの印象というか、そこに対してのレベルにいらっしゃる役者さんたちに対して、僕はやっぱり早く一歩でも近付きたいって見ちゃいます。僕の今しかできない役もあるとは思うんですけど、早くそっち側に行きたいなという野心というか、のは芽生えました」
会場「拍手」
岡田健史「拍手、おかしくないですか?(笑)」
MCーーこれ、うまく避けながら話すのは難しいので
綾野剛「ちゃんとね。万が一言っちゃっても、ご協力していただけるんですよね。○○さん」
岡田健史「めっちゃ言うじゃないですか!僕の頑張り何だったんですか」
綾野剛「(笑)」
会場からの質問
Q.川でドクター・デス役の方を追いかけるのが印象的でした。犬養さん(綾野剛)、沢田さん(岡田健史)、高千穂さん(北川景子)でのシーン、暑い夏の現場はいかがでしたか?
綾野剛「僕が運動神経が悪い役で、体力がない男っていう設定だったので、沢田に行かせたんだよね、走れって言って、最後北川さんが待ち構えていたっていうね。どうだった?走ったよね」
岡田健史「めっちゃくちゃ走りました。はい、めっちゃくちゃ走りました」
会場「(笑)」
岡田健史「結構、あそこ足場が悪いんですよ」
綾野剛「悪いよね」
岡田健史「確か犬養さん(綾野剛)はスポーツシューズ、ランニングシューズ的なのを履いていらっしゃったんですけど、僕は革靴で、まあ走りにくくて」
綾野剛「全然差が詰まらないんだよね」
岡田健史「そうなんですよね。すごく暑かったです」
綾野剛「それだけ暑かったんです」
Q.岡田さんが高いスーツを着ていたと聞いていたんですが
岡田健史「その緊張感が、ハンパなかったです(笑)」
会場「(笑)」
岡田健史「破いたり、汚したりすると自腹になる可能性がございますので、」
綾野剛「どれだけ緊張感あんの」
岡田健史「すごかったですね。結構その後も、確保の時も僕、地面に擦りつけてたから、そのシーンで、僕、クランクアップだったんですよ、だから無責任にサッとパッと脱いで、お疲れ様でしたって帰りました」
会場「(笑)」
綾野剛「あの、健史の現場の集中力、ほぼそこだったね。最高の質問でした、ありがとうございました」
Q.綾野剛さんは居酒屋さんで焼き鳥食べたりお弁当など料理が出てくるシーンがありましたが、岡田さんは何も食べるシーンはなかったですが、美味しいものは食べましたか?
岡田健史「何食べたかな」
綾野剛「沢田は何が好きな設定で演ってたの?」
岡田健史「何も考えてないです」
綾野剛「なるほど」
会場「(笑)」
岡田健史「セリフのことしか」
綾野剛「あとスーツのことしか」
岡田健史「そうですね」
綾野剛「何か食べたりしたっけ?」
岡田健史「撮影中はないですね」
綾野剛「終わってからか」
岡田健史「終わってからですね。はい」
綾野剛「たぶん2年後くらいに、ドーナツのCMを」
岡田健史「ドーナツですか!?」
綾野剛「ドーナツ好きって言っといて!」
岡田健史「ドーナツ好きです!」
会場「(笑)」
綾野剛「実際好き?ドーナツ?」
岡田健史「好きです」
綾野剛「大丈夫、ドーナツとか食べて似合うと思う。ハイネックでドーナツ!」
岡田健史「ハイネックでドーナツ」
会場「(笑)」
綾野剛「いいと思う。今、将暉 菅田が(CM)やってるから」
会場「(笑)」
綾野剛「その次いこう!」
岡田健史「わかりました。(ドーナツが)好きなことを舞台挨拶終わりに、今日はありがとうございました、ドーナツ好きです」
会場「拍手」
MCーー綾野さんのプロデュース力が、炸裂してましたね
綾野剛「何が好きかって、何でも食べるよね」
岡田健史「はい」
Q.先ほど岡田さんは、次回綾野さんと共演する時は敵対する役をということでしたが、逆に綾野さんが岡田さんと共演する機会があったらどういう作品で共演したいですか?
岡田健史「よくぞ聞いてくれました!」
綾野剛「(笑)。そうですねー、あのー」
岡田健史「1つじゃなくてもいいですよ!何個でもいいですよ!」
綾野剛「そうだね、俺ね、いきなりキラーパス出されると意外に弱い人だから(笑)。そうだなー、うーん、学園ものになってしまうとどうしても彼だけいけなかったりするんで、もっと直接的な関係がいいですよね。まあいったら最近『望み』って映画やってましたけど、まだ(上映)やってる?」
岡田健史「もう、終わっ」
MCーーまだやってます
綾野剛「大丈夫?そこら辺、わかる俺も。何だっけ?」
岡田健史「僕と(共演したい)演りたい10個」
綾野剛「手っ取り早く、BL挙げとくわ」
会場「(笑)&拍手」
綾野剛「ボーイズラブ」
岡田健史「あー、BL」
綾野剛「BL、合うと思うよ」
岡田健史「10個ください!10個」
綾野剛「10個ね。拍手ください」
会場「拍手」
綾野剛「彼とはね、すごくより重厚なものから、軽やかなものまで演っていきたいなという思いがあって、さっきいろんなものをシェアしたいって、誰にでもできることじゃなくて、いろんな作品を通して彼と一緒に演っていきたいなと思います。距離の近い、例えば、兄弟だとか、それがちょっと重めになれば腹違いの兄弟だとか、出会うべくして出会うような役とか、胸ぐら掴みあったりとか、本当にガチガチにケンカしてんじゃないかっていうシーンがあってもいいというか。あとはとにかくひたすら可愛がる役でもいいですしね」
岡田健史「いいですね」
綾野剛「(笑)。じゃあもう、LOVEっていうタイトルで何か演る?どっちがラブなんだって」
岡田健史「ラブストーリーですね」
綾野剛「なんでだよー。本当に?どんなことするの?」
岡田健史「ドライブしたいです」
綾野剛「(笑)カワイイか!いいですね、ますドライブ。ちょっと楽しみにしていてください。また彼とは共演したいと思ってますし、何より今後待機作も、またMIU404やドクター・デスとは違ったものをお見せできるように、自分たちも努力しますので、楽しみにしていてください」
会場「拍手」
岡田健史「3個しか出てきてないです」
綾野剛「また」
岡田健史「あと7個。兄弟役、友達役、家族」
綾野剛「兄弟と家族一緒じゃんか」
岡田健史「お父さん」
綾野剛「なんで俺がお父さん」
ここでマスコミ向けの撮影に入り、時間の関係で大盛況のうち、舞台挨拶は終了となった。
STORY
「苦しむことなく殺してさしあげます。」
ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。
警視庁の No.1 コンビ犬養と高千穂は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いの神なのか?あなたはこの正義に驚愕する――。
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
大ヒット公開中
■原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
■監督:深川栄洋
■出演:綾野剛 北川景子 岡田健史 前野朋哉 青山美郷 石黒 賢
■映画公式サイト:doctordeathmovie.jp
■公式ツイッター:@doctordeath1113 #ドクターデス
©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員
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November 22, 2020 at 03:19PM
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