社会人２年目２０人の素顔追う１２月４日「金とく」、本紙記者も出演 - 中日新聞

番組制作の経緯を話す相原ディレクター＝岐阜県多治見市で

　若い世代の離職率が高止まりする中、仕事を始めて二年目の若者二十人の仕事現場を追ったＮＨＫ番組「金とく　２２２２社会人２年目リアル」が十二月四日、東海三県で放映される。新型コロナウイルスの感染拡大で仕事のやり方が変化し、若者の職業意識にも影響している現実を映し出す。入局二年目の相原葉子ディレクター（２４）に、取材を受けた入社二年目の本紙記者（２５）が番組の意図を聞いた。　（真子弘之助）

　取材対象はホテルや葬儀店、市役所、飲食店などに勤める二十〜二十六歳の男女。それぞれの仕事現場に密着したカメラを前に、職業を選んだ時の憧れや仕事を続けていく上での壁などを語っていく。

　名古屋を拠点に活動するアイドルの女性（２２）は「今が楽しければそれでいい」とステージに立つ。「二十五歳にはやめる。その後の計画は考えてない」と言い放つ。あるメーカーに勤める女性は、新型コロナにより自宅で過ごす時間が長くなる間に、商品デザインの仕事をしたかった自分に気付いたが、「待遇の面ですぐに会社を辞めることもできない」と悩む。二十人のうち、ずっと今の仕事を続けたいと答える人はほとんどいなかったという。

　相原ディレクター自身...

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