ほんの少しの気遣いや、相手を想って取った行動が、誰かの心を優しく包むことはあるものです。
2019年8月14日に、luckandpeaceさんが投稿したエピソードをご紹介します。
結婚式に間に合わない!慌ててヤマト運輸に電話すると…
同月17日に、結婚式を挙げたという投稿者さん。披露宴の最後に、ゲストへプチクッキーを配るつもりでした。
そのプチクッキーは、投稿者さんの大好きな店に前もってオーダーしたもので、15日の受け取りを予定していたといいます。
しかし、前日である14日の時点で、投稿者さんの住む地域には大型の台風が接近。不安になった投稿者さんは、ヤマト運輸(通称・クロネコヤマト)に問い合わせをしました。
※写真はイメージ
「17日の挙式で配るクッキーをお願いしたのですが、明日は配達がありますか?16日にはホテルに到着しておかなくてはならず、受け取りは15日か16日の朝でないと難しくて…」
電話を受けた配達員は、投稿者さんの家の部屋番号を聞いて「ああ、あなたですね!」と返答。どうやら認識があったようで、丁寧に配達の仕組みを説明します。
配達員は「何千個とある配達物の中から、投稿者さんの荷物を探し出すのは難しい」と告げた上で、投稿者さんに「でもそのクッキーは必要やと思うんで、明日の配達がなくなった場合、16日の朝イチで配達希望とコールセンターに伝えてもらえますか?」といいました。
その後、コールセンターとやり取りした結果、どうするかの最終判断は担当である配達員に託されることに。しばらくして、配達員からはこんな電話がかかってきたのです。
「僕、気になってセンターに確認したら、奇跡的に何千個の荷物の山からクッキーの箱をスタッフが見つけたんです!今日は僕はもう行けないんで、別の配達員に、今晩のうちに届けさせますね!」
なんと、配達員はセンターのスタッフにかけあって、何千個とある荷物の中から、クッキーの箱を発見したことを報告!
その後、用事があって荷物を受け取れなかった投稿者さんが、宅配ボックスをのぞくと…そこには、クッキーの箱と一緒に、こんな不在票がありました。
不在票の下の部分には、配達員から「ご結婚おめでとうございます!!また配達できるのを楽しみにしときます!」というメモがあったのです。
きっと、担当である配達員は、自らの手で投稿者さんの荷物を届けにきてくれたのでしょう。
臨機応変で気遣いのある配達員からの、優しいメッセージを見た投稿者さんは、その場で涙ぐんでしまったといいます。
このエピソードに対し、ネット上では「素晴らしい」「なかなかできない対応だと思う」「配達員さんの気持ちが嬉しいよね」といった声が上がりました。
配達員の行動は、不安でいっぱいだった挙式前の投稿者さんにとって、ひと筋の光をもたらすようなものだったに違いありませんね。
[文・構成/grape編集部]
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November 23, 2020 at 12:48PM
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