訂正今日の株式見通し＝反発、米市場の流れを好感半導体買い戻し - ロイター (Reuters Japan)

ロイター編集

(最終段落でアリババとコストコの決算予定を削除し、訂正します。)

［東京　２７日　ロイター］ - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が想定されている。前日の米国株式市場でナスダックが大幅に続伸した流れを受け、このところ軟調な値動きとなっていた値がさハイテク株を中心に買い戻しが先行し、日経平均を押し上げるとみられている。日経平均は心理的節目の２万７０００円を再び上回る場面がみられそうだ。

日経平均の予想レンジは２万６７００円─２万７１００円。

２６日の米国株式市場は大幅続伸した。小売り企業の堅調な業績見通し発表が相次いだほか、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の積極的な利上げに対する懸念が和らいだことから、買い戻し機運が高まった。景気動向に敏感な一般消費財や半導体セクターが市場全般をアウトパフォームした。

朝方のドル／円は１２７．００円近辺で、前日の午後３時時点の水準からやや円高基調。シカゴの日経平均先物６月限（円建て）清算値は２万６９６０円と前日の現物終値を大きく上回っている。米株上昇の流れを受け、東京株式市場では前日軟調な値動きとなった半導体関連をはじめとしたハイテク株を中心に買い戻しが先行するとみられている。

ただ、日経平均は心理的節目の２万７０００円を上回った後は、利益確定や戻り待ちの売りが強まり、上値が重くなりやすいとの声が聞かれる。「市場はまだいわゆるベアマーケット（弱気相場）。来週は経済指標が目白押しとなるため、一時的なリバウンドの後は手じまい売りに押されやすい」（国内証券）という。

きょうの主なスケジュールでは、国内で５月東京都区部消費者物価指数（総務省）が公表される。

前営業日終値年初来高値年初来安値

日経平均 26604.84 29388.16 24681.74

-72.96 2022年1月5日 2022年3月9日

シカゴ日経平均先物当限 26960（円建て）

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