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米国株式市場=S&Pとナスダックが4日続伸、利上げ懸念が後退 - ロイター (Reuters Japan)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は上昇。S&P総合500種とナスダック総合が4日続伸した。米連邦準備理事会(FRB)が成長が鈍化すれば利上げを抑制する可能性を示唆したことで投資資金が米国株に向かった。

米国株式市場は上昇。S&P総合500種とナスダック総合が4日続伸した。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

米国株はインフレ高進やウクライナ紛争、FRBの緩和政策転換などを背景に上半期に大きく下落したが、7月に入ってからは落ち着いている。S&P500は上半期の下落率が1970年以来の大きさとなったものの、今月はこれまでのところ全営業日で上昇している。

FRBは前日公表した6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、物価抑制の姿勢を改めて強調した。ただ、当局者は利上げが経済成長に予想以上の影響を与える可能性があることを認めたほか、7月下旬のFOMCでは50ベーシスポイント(bp)か75bpの利上げが適切になる可能性が高いとの見方を示した。

こうしたタカ派トーンの弱まりは、9月の会合で50bpの利上げを実施する可能性があるとしたウォラーFRB理事の7日の発言にも反映された。

これを受け、金利上昇への懸念から上半期に売り込まれた成長株などに買いが入り、テスラが5.5%高、アルファベットは3.7%高となった。

エムルズ・アドバイザーズの取引責任者、ルイス・リッチ氏は「リアルマネーが戻りつつある気がする」とし、「相場がさらに30%下落しない理由はないが、下振れリスクが30%なのに対し、上振れはその3─4倍だと思う」と語った。

米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は予想外に増加し、6月のレイオフ件数は1年4カ月ぶりの高水準となった。市場では8日発表の6月雇用統計に注目が集まる。

この日はS&Pの主要セクターがほぼ全て上昇し、エネルギーは3.5%高。原油価格が前日の急落から持ち直し、石油・ガス銘柄が買われた。

フィラデルフィア半導体指数も4.5%上昇。韓国サムスン電子が第2・四半期の営業利益について、同四半期としては2018年以来の高水準になるとの見通しを示した。

米取引所の合算出来高は104億7000万株。直近20営業日の平均は130億8000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 31384.55 +346.87 +1.12 31190.65 31421.84 31154.64

前営業日終値 31037.68

ナスダック総合 11621.35 +259.49 +2.28 11422.60 11644.47 11412.88

前営業日終値 11361.85

S&P総合500種 3902.62 +57.54 +1.50 3858.85 3910.63 3858.85

前営業日終値 3845.08

ダウ輸送株20種 13467.84 +257.83 +1.95

ダウ公共株15種 966.60 -1.34 -0.14

フィラデルフィア半導体 2605.89 +111.77 +4.48

VIX指数 26.08 -0.65 -2.43

S&P一般消費財 1149.16 +27.86 +2.48

S&P素材 463.99 +4.24 +0.92

S&P工業 746.95 +8.76 +1.19

S&P主要消費財 758.66 +0.58 +0.08

S&P金融 534.70 +7.70 +1.46

S&P不動産 259.45 +0.17 +0.06

S&Pエネルギー 540.94 +18.34 +3.51

S&Pヘルスケア 1520.49 +7.03 +0.46

S&P通信サービス 196.92 +3.83 +1.98

S&P情報技術 2323.08 +46.97 +2.06

S&P公益事業 355.97 -0.34 -0.09

NYSE出来高 9.35億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 26690 + 200 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 26650 + 160 大阪比

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