Search

NY市場サマリー(11日)ナスダックとS&P下落、ドル小幅安 - ロイター (Reuters Japan)

[11日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場で、ドルが小幅安。10日に発表された米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受けた前日のドル売りの流れが継続した。

7月の米CPIが前年同月比8.5%上昇と、前月の9.1%から鈍化し、市場予想の8.7%を下回ったことを受け、9月の0.75%ポイント利上げ観測が後退した。

現時点で金利先物市場に織り込まれた9月の0.50%利上げ確率は58%、0.75%ポイントは42%となっている。

主要6通貨に対するドル指数は一時0.57%下落。終盤の取引で0.114%安の105.1。前日は1%下落していた。

UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「ピークに達し可能性はあるが、ドルが大幅に一段安となるという見方には慎重だ」と述べた。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、米債利回りが2週間超ぶりの高水準に上昇した。物価上昇圧力が弱まりつつあるにもかかわらず、なお高水準のインフレを抑制するために連邦準備理事会(FRB)が利上げに踏み切るとの見方が広がっている。

米労働省が10日に発表した7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇と、伸びは約40年ぶりの伸びとなった6月の9.1%から鈍化。米労働省が11日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は市場予想に反し前月より0.5%低下した。

INGのパドレイク・ガーベイ氏は「インフレが鈍化し経済が減速したとしてもFRBは利上げする。なぜならインフレ率がなお8%台で高すぎるからだ」と述べた。

フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場が織り込む、FRBが9月の会合で0.50%ポイントの利上げを決定する確率は58%、0.75%ポイントの利上げを決定する確率は42%となっている。

また、政策金利が現行の2.33%から来年3月までに3.65%に上昇すると見込まれている。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場はナスダック総合が下落に転じて取引を終えた。インフレが鈍化しているにもかかわらず、連邦準備理事会(FRB)は物価抑制に引き続き積極的な利上げを実施する必要があると認識されたことが背景。

7月の卸売物価指数(PPI)が前月比で予想外に低下したことを受け、S&P総合500種は一時約3カ月ぶりの高値を付けたものの、同指数も小幅な下落に転じた。

前日には7月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、両指数とも2%以上上昇していた。

しかし、この日は新規失業保険週間申請件数が2週連続で増加し、労働市場に減速の兆しが示される中、投資家の意識が経済を巡る懸念にシフトした。

DWSグループの米州担当トレーディング責任者、ジョージ・キャトラムボーン氏は、CPIとPPIは予想よりも落ち着いた内容となったとし「エネルギー価格の下落が続いておりインフレがピークを打ったというテーマに合致した」と指摘。その上で「ヘッドフェイクについて懸念している」と述べた。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、インフレ懸念が和らいだことなどを背景に、4営業日ぶりに反落した。

米労働省が朝方発表した7月の米卸売物価指数(PPI)は、市場予想に反して前月比で0.5%低下と、マイナスに落ち込んだ。前日に発表された7月の消費者物価指数(CPI)に続くインフレ減速を示す統計内容を受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続するとの見方が弱まり、リセッションへの懸念も後退。安全資産である金の売りが先行した。米長期金利の上昇も金利を生まない資産である金の弱材料。

一方、この日の外国為替市場では対ユーロでドルが下落。ドル建て商品である金の割安感から取引終盤には買いが入る場面もあった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、国際エネルギー機関(IEA)が2022年の石油需要見通しを引き上げたことを受けて買われ、続伸した。

IEAは11日公表した石油月報で、天然ガス価格の高騰や猛暑の影響で代替発電用としての石油需要が拡大しているとして、2022年度の石油需要見通しを日量38万バレル上方修正した。これを受けて、エネルギー需要の増大に期待が広がり、原油が買われた。

また、7月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.5%低下と、20年4月以来初めてマイナスとなった。インフレがピークを越えた可能性が指摘される中、エネルギー価格の低下に伴う需要拡大期待につながった。対ユーロでのドル安もドル建てで取引される商品に割安感が生じ、原油相場を支えた。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 133.00/133.03

始値 132.62

高値 133.13

安値 131.74

ユーロ/ドル NY終値 1.0317/1.0320

始値 1.0335

高値 1.0365

安値 1.0311

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 94*04.00 3.1817%

前営業日終値 96*24.00 3.0420%

10年債(指標銘柄) 17時05分 98*25.50 2.8894%

前営業日終値 99*23.50 2.7810%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*28.50 2.9919%

前営業日終値 99*06.75 2.9220%

2年債(指標銘柄) 17時04分 99*18.25 3.2268%

前営業日終値 99*19.00 3.2140%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 33336.67 +27.16 +0.08

前営業日終値 33309.51

ナスダック総合 12779.91 -74.89 -0.58

前営業日終値 12854.81

S&P総合500種 4207.27 -2.97 -0.07

前営業日終値 4210.24

COMEX金 12月限 1807.2 ‐6.5

前営業日終値 1813.7

COMEX銀 9月限 2034.9 ‐39.3

前営業日終値 2074.2

北海ブレント 10月限 99.60 +2.20

前営業日終値 97.40

米WTI先物 9月限 94.34 +2.41

前営業日終値 91.93

CRB商品指数 295.0575 +5.7849

前営業日終値 289.2726

Adblock test (Why?)



from "市場" - Google ニュース https://ift.tt/weXjIGD
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "NY市場サマリー(11日)ナスダックとS&P下落、ドル小幅安 - ロイター (Reuters Japan)"

Post a Comment

Powered by Blogger.