[上海 22日 ロイター] - 中国株式市場は反発して前場を終えた。中国人民銀 行(中央銀行)は22日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレ ート、LPR)を引き下げた。 引き下げ幅は住宅ローン金利の基準となる期間が長めの金利を大きくした。先週に続 く金融緩和措置で、不動産危機や新型コロナウイルスの感染再拡大に見舞われている景気 を下支えする。 1年物LPRは5ベーシスポイント(bp)引き下げて3.65%とし、5年物LP Rは15bp下げて4.30%となった。 INGの大中華圏担当チーフエコノミスト、アイリス・パン氏は「大半の住宅ローン は5年物LPRに連動している。今回の利下げは明らかに借り手の負担を軽減することに なる」と指摘。「同時に、一部の地方政府は未完成物件の建設を続行できるよう不動産デ ベロッパーへの融資を始めている。この二つの措置で既存の住宅ローンの借り手を巡る懸 念を緩和できる」と述べた。 上海総合指数前場終値は18.4583ポイント(0.57%)高の327 6.5367。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は31.150ポイント(0.75%)高の4182.224。 不動産株は0.5%高。前営業日は利下げ期待で2.7%値上がりして いた。 北京を拠点とするファミリーオフィス、ノベム・アルカエ・テクノロジーズのChen J iahe氏は、5年物LPRの引き下げが、不動産だけでなく、インフラなど金利敏感セクタ ーの支援材料にもなると指摘。非対称的な利下げで「インフラ、再生可能エネルギーなど 長期プロジェクトへの投資意欲が強まる」と述べた。 インベスコのアジア太平洋(日本を除く)部門グローバル・マーケット・ストラテジ スト、デービッド・チャオ氏は「今後、不動産市場の問題を解決する追加の政策措置を予 想する」と述べた。 エネルギー株が1.7%高、資源株が2.4%高、非鉄金属株 が3%高。 新エネルギー車株と自動車株はともに2.5%上昇。 香港市場は続伸。ハンセン指数前場終値は39.49ポイント(0.20%) 高の1万9812.52。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は32.34ポイント(0. 48%)高の6752.22。 香港上場の本土デベロッパー株は1.7%高。香港上場のハイテク大手<.HS TECH>はほぼ横ばい。 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数 3,276.5367 + 18.4583 + 0.57 3,249.7046 前営業日終値 3,258.0784 CSI300指数<.C 4,182.224 + 31.150 + 0.75 4,135.162 SI300> 前営業日終値 4,151.074 Sa 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数 19,812.52 + 39.49 + 0.20 19,572.42 前営業日終値 19,773.03 ハンセン中国株指数< 6,752.22 + 32.34 + 0.48 6,640.22 .HSCE> 前営業日終値 6,719.88 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
from "市場" - Google ニュース https://ift.tt/e0NKU91
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "中国・香港株式市場・前場=中国反発、利下げを好感 香港続伸 - ロイター (Reuters Japan)"
Post a Comment