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NY外為市場=ドル下落、労働指標軟調で大幅利上げ観測後退 - ロイター (Reuters Japan)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。米国の週間新規失業保険申請件数が予想を超えて増加したことで、連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを再び0.50%ポイントに拡大するとの観測が後退した。

ニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

労働省が朝方発表した3月4日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から2万1000件増の21万1000件と、増加数は5カ月ぶりの大きさとなった。ロイターがまとめた市場予想は19万5000件だった。

10日に発表される2月の雇用統計は、FRBが利上げ幅を拡大させるか手がかりをつかむために注目されている。

OANDA(ニューヨーク)のシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は、この日の週間新規失業保険申請件数について「労働市場に軟化の兆候が出始めたことに、多くの市場関係者が安堵(あんど)した」と指摘。ただ「もし明日の雇用統計が力強ければ、0.50%ポイントの利上げ観測が強まる」と述べた。

雇用市場が好調さを維持し、インフレ率が高止まりすれば、米国債利回りが一段と上昇し、ドル高要因となる。モヤ氏は「FRBは引き続きデータに依存するとしており、これにより債券相場は一段の圧力に対し脆弱になる。ドル高相場はもう少し長引く可能性がある」と述べた。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.31%安の105.28。前日には3カ月ぶり高値となる105.88まで上昇していた。

ユーロは0.31%高の1.0577ドル。前日は1.0524ドルと、2カ月ぶり安値を付けていた。

円は日銀の黒田東彦総裁にとって任期中最後の定例会合となる9─10日の金融政策決定会合を控え上昇した。円は対ドルで0.87%高の136.216円。

英ポンドは対ドルで0.58%高の1.1911ドル。

ドル/円 NY終値 136.14/136.16

始値 136.28

高値 136.48

安値 135.96

ユーロ/ドル NY終値 1.0580/1.0582

始値 1.0569

高値 1.0590

安値 1.0553

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