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「オンライン授業」模索続く 生徒側の視聴端末に課題...目に疲れも - 福島民友

 「分からない点があれば、何度でも視聴できる」。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内各校が導入を進めているオンライン授業。福島高3年(17)=二本松市=は、通常の授業と比較して利点があると指摘する。ただ「最初はスマートフォンで視聴していたが、目が疲れる。今はパソコンを使っている」。スマホが当たり前の世代でも、長時間の視聴となれば課題が出てくる。

 県教委によると、4月24日時点で県立高88校のうち27校がオンライン学習を導入。17校が準備中、44校が導入検討中だった。オンライン授業を導入すると、生徒は自宅で授業を視聴し、教員への質問もネット上でできる。導入を支援するため、4日開会した県議会臨時会に提出した補正予算案には全ての県立中学、高校にウェブカメラを整備するための購入経費を計上。ただ、視聴環境は各家庭に依存するケースが多く「生徒側の視聴端末が課題。どのような支援ができるか、検討していかなくてはならない」(高校教育課)と認める。

 視聴環境の格差解消を進める学校もある。ふたば未来学園中・高(広野町)は3月、生徒のインターネット環境やスマホの有無などを調査。スマホを持っていない生徒にはタブレット端末を配布した。中学、高校で数学を受け持つ佐藤和義教諭(49)は「双方向のやりとりができ、授業として成り立っている。学校と生徒がつながりを保つことができる」とオンライン授業の利点を挙げる。

 一方、学校側は限界も感じている。地域課題の解決策を探る同校独自の授業「未来創造探究」は、生徒同士が対面して直接議論を深める必要があり、オンライン授業には不向きだ。「ノートを取るペンの動きや表情から理解度を推し量ることができず、対面して行う授業の大切さを改めて実感している」と佐藤教諭。児童・生徒や教員にとっては模索の日々がさらに続く。

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May 05, 2020 at 06:20AM
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