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美しきF1マシン:「シューマッハー、フル参戦3年目で初のPP&タイトル獲得」ベネトンB194 - Motorsport.com 日本

 F1で通算68回のポールポジションを獲得したミハエル・シューマッハー。この記録は、ルイス・ハミルトンに破られるまで、最多記録であった。

 しかし実は、シューマッハーが初のポールポジションを獲得するまでには時間がかかった。彼のデビューは1991年のベルギーGP(ジョーダン)。その1年後、1992年のベルギーGPで初勝利を挙げ、1993年のポルトガルで2勝目……しかし、その間ポールポジションを獲得することはなかった。

 シューマッハーの初ポールポジションは、1994年の第4戦モナコGP。同年、シューマッハーは開幕から3連勝していたものの、いずれもポールポジションはウイリアムズ・ルノーのアイルトン・セナに獲られてしまっていた。しかし、第3戦サンマリノGPでセナが事故死した直後、シューマッハーが自身初のポールポジションを手にすることになったわけだ。

 この年のベネトンのマシンはB194。2年前のB192からの正常進化版である。”バナナノーズ”とも呼ばれた異様に高いハイノーズはそのまま。エンジンは、V12もV10もある中、フォードの最新型V8エンジン"Zetec-R”。エンジン自体はV8の割には大きかったが、それでも十分な740馬力以上を発揮し、マシンのパフォーマンスに貢献した。

 なおこの年からF1では、アクティブサスペンションなどのハイテクデバイスの使用が禁止された。その結果、ウイリアムズやマクラーレンは、前年までのアドバンテージを失った。ベネトンもハイテクデバイスを外すことになったものの、しっかりとメカニカルグリップを確保することに成功したように見えた。

 シューマッハーはセナ亡き後も強さを発揮し、第7戦フランスGPまでの間に6勝2位1回とほぼ完璧な成績を並べた。しかし第8戦イギリスGPではフォーメーションラップ中の追い越し違反により失格。さらに第11戦ベルギーGPでも、スキッドブロックの規定違反により失格となっただけでなく、続くイタリアGPとポルトガルGPの出場停止処分を受けてしまう。これにより、シーズン序盤は圧倒的な強さを見せたにもかかわらず、最終的にはウイリアムズのデイモン・ヒルとの激しくタイトルを争った。

 最終戦を迎えた段階で、ふたりのポイント差はわずか1。つまり先にチェッカーを受けた方がチャンピオンに輝くという状況になった。しかし、両者が接触してリタイア。シューマッハーに軍配が上がることになった。

 シューマッハーにとっては、初のタイトル獲得の相棒となったB194。そしてそれだけでなく、彼にとっては初のポールポジション獲得マシンでもある。

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May 24, 2020 at 05:24PM
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