ゴルフの悩ましいところは、たくさん練習したからといって必ずしも上達するとは限らないことです。20年以上やっているのにいまだ100を切れないというのはよくある話で、ここまで練習量と腕前がリンクしないスポーツは稀なのではないでしょうか。
なぜ上手くならないのか…、それがわかれば苦労はないのですが、伸び悩む人たちを客観的に見てみると、そこにはいくつかのパターンがあるそうです。そこで今回は「上手くなれない人」の特徴とされる5つのタイプをご紹介。反面教師としていただければ幸いです。
![](https://www.honda.co.jp/golf/column/20200716/image/column_img_big_01.jpg)
伸び悩む人の特徴
その1
自己流すぎる人
誰かに習わないとプロのようなスイングは身に付きません
最も多いとされるのが自分だけの力で上手くなろうとする人たちです。「男は道を訪ねるのが嫌い」と言われますが、男性は特に自己流でゴルフを続ける傾向にあり、そのためにスイングが変則的になっている場合が多いのです。
ゴルフスイングは自然な動作とは言い難いので、誰にも習わずにクラブを振り始めるのはご法度。自己流だとまず間違いなく変なフォームになりますが、ゴルフは止まっているボールが相手なのでなんとか当てることはできます。そのうちに右に左に暴れるボールをまっすぐ飛ばす方法を独自で開発し始め、それが完成した暁には変則スイングの出来上がり!というわけです。
もちろんそのスイングでもそこそこのレベルまでは到達できるかもしれませんが、たとえば本物のシングルゴルファーになりたいということになると、大きな壁にぶち当たることになります。「最初に基本を習っておけばよかったな~」などと思っても後の祭りで、一度体に染み込んだ動作を変えるのが非常に難しいことは、みなさんよくご存知だと思います。
ともあれ、本気で上達したいと思うならば、今からでもコーチに習うのが懸命です。
伸び悩む人の特徴
その2
自分から目をそむける人
カッコ悪さを認めたところから上達が始まります
みなさんは自分がいまどんなフォームでボールを打っているか把握していますか?もし「わからない」という人がいたら、それが上手くならない原因かもしれません。
ゴルフは道具を使用するスポーツで、道具に発生する重力や慣性モーメントを無視することはできません。また、体自体にも重さがあるので、それらもスイングに影響を及ぼします。つまりは、こういう知識に基づいた正しいクラブと体の動かし方をマスターしなくてはならないのですが、それは自分のフォームを細かくチェックしないことには成し遂げられません。
プロがよく自分のスイングをスマホで録画してチェックしていますが、あれはアマチュアにこそ必要な作業なのです。「カッコ悪くて凹むから自分のスイングは見たくない」という気持ちはわかりますが、それでは絶対に改善しないのです。また、自分ではカッコよく打っているつもりでも、実際は素人っぽさ全開というのもよくある話で、それを認めたところから上達が始まるとも言えます。
ちなみに自分のスイングを見ない人は、他人のスイングも見ない傾向にあるそう。ラウンドレッスンでプロと回っていても、自分のことばかりでプロのプレーを見ようとしません。これは非常にもったいないこと。上級者とのプレーは上達のチャンスです。じっくり観察して、自分との違いを発見するようにしましょう。
伸び悩む人の特徴
その3
頭でっかちな人
いくら知識があっても本質を理解していないとただのクレーマーになる
ゴルフ雑誌やYouTubeのレッスンを細かくチェックし、イマドキのスイング理論をよく知っているにもかかわらず、いざプレーするとイマイチというゴルファーも少なからずいます。
このタイプはレッスンの本質を理解していないか、情報過多でわけがわからなくなっている場合が多いのですが、本人はそれに気付いていないのが始末の悪いところ。挙句の果てには他人のスイングをバカにしたり、YouTubeで見たプロのレッスンにケチをつけたりし始めることも。
そもそもゴルフスイングには、上体を開かず直線的に打ち抜くイメージと、回転しながらとらえるイメージがあり、それによってレッスンの内容も異なります。ところが知識先行型の人たちは、両者の区別がついていないことが大半。そのレッスンの本質を理解せずにわかったつもりになっているため、上手くいきません。もっともレッスンの本質を理解することは難しいので、あちこちつまみ食いをせず、ひとりの先生を追いかけることをおすすめします。
また、フォームにこだわりすぎて、ボールをとらえるということがおろそかになっているケースもあります。ぱっと見は上手そうなのに、いざボールを打つととっ散らかってしまう。こういう人は、ゴルフがターゲットゲームだということが抜けてしまいがち。もちろんフォームがキレイに越したことはありませんが、それだけではスコアが伸びないことを再認識しましょう。
伸び悩む人の特徴
その4
ゆっくり打てない人
スローモーションで打てないのは動きを理解していないから
練習場ではそこそこ打てるのに、コースだと全く当たらないようなゴルファーに「スローモーションで打ってください」というと、打てない場合が多いです。
本人はゆっくり振っているつもりでも、はたから見ると動きがクイック…。こうしたことが起こるのは、自分がどのようにスイングしているのかを把握できていないのが要因です。要は速く振ることで、その曖昧さを誤魔化しているのです。「もっとゆっくり」と言っても、頭の中で自分のやっていることが整理されていないので、一向にスピードは落ちません。
もし心当たりがあるなら、いますぐスローモーションで振る練習を始めることをおすすめします。どのようにテークバックし、どのように切り返し、どのようにダウンスイングしてインパクトするのか、そこからフィニッシュまでクラブと体はどのように動くのか。ゆっくりスイングすることで曖昧さが浮き彫りになりますから、そこをコーチに習って補完するようにしましょう。
逆に、スローモーションの動画だけを撮影して、それを見せたがる人もいますが、スローだけではあまり意味がありません。むしろ、リアルなスピードだとボロが出るから現実逃避をしていると疑われてしまう場合も。スローのチェックは大事ですが、リズムやテンポはもっと大事なので、せっかく人に見てもらうなら両方を見てもらうようにしましょう。
伸び悩む人の特徴
その5
練習しない人
練習場で練習していない人が意外に多い
当たり前ですが、練習しない人は上手くなりません。ラウンドの直前に慌てて練習場に行く人は多いですが、それは練習ではなくリハビリ。前回のラウンドから何も進歩しないで次のラウンドに臨むわけですから、進歩するはずがないのです。
また、練習場にはたまに行くものの、ひたすらいつものスイングで打ち続けるような人も残念ながらスキルアップはできません。ゴルフは自分の間違った感覚を修正していくことで動きが改善されるので、自分の感覚のまま打っていては何も変わらないのです。上手くなりたいのであれば、必ずコーチに習うようにしましょう。レッスンでコーチに指摘されたポイントを自主練習で反復してから、またコーチのもとを訪ねる。その繰り返しでゴルフスキルは上がっていきます。
文
Honda GOLF編集部 小林一人
Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。
イラスト:A子
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July 16, 2020 at 01:18PM
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