BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスでプレーを終えた川崎宗則。1年間を総括するはずだったインタビューで、話は14日から始まるクライマックス・シリーズへ脱線……。情熱たっぷりにCS、そして日本シリーズの見どころを解説してもらった(聞き手:田中大貴) 【この記事の写真】大興奮でCS&日本シリーズを語るムネリン、いまでも忘れられないのは2009年WBC決勝前の原語録? ◆川崎宗則インタビュー「僕は野球を奏でるミュージシャン」は近日公開! ◆ ――いよいよクライマックス・シリーズ(以下、CS)です。ソフトバンクは今季も圧倒的な強さを誇っていました。川崎選手は強い「ホークス」の礎を築いたわけですが、今のチームにも当時のカルチャーが伝わっていると思いますか? やっぱりダイエー時代からやってきた先輩たちのバトンをもらっている、引き継がれていますよね。リーグ初優勝した当時は秋山(幸二)さんがいて、工藤(公康)さんがいて、城島(健司)さん、小久保(裕紀)さん、松中(信彦)さん、井口(忠仁、現・資仁)さん、柴原(洋)さんとみんな揃っていた。そこから斉藤和巳さん、和田(毅)さん、僕らの年代になり、それが今の選手たちに繋がっている。いい意味で受け継がれているよね。 でも決して一緒というわけではない。一緒ではないけど、本当に野球が好きで、勝ちたくて、自分たちが何をしたらいいのか、どうしたらいい環境で野球ができるのかってことを考えている選手たちがホークスには多いと思う。自分たちが幸せになるために、監督たちを幸せにするためにどういう声出しをすべきか、若手とどういう練習を一緒にやればいいのか、そういうことを先輩たちからもらっている。それを松田(宣浩)や本多(雄一)らが見て、今の選手たちに繋げている。フロント、監督、コーチスタッフ、みんなが環境をキレイに作る。それがホークスの強さ。
「優勝運」を持つ井口資仁
――ロッテはいかがでしょう? ロッテは怖いよー! 悪いけど、監督が井口資仁だからね。ここで何か起こす男なんですよ。本当にどのチームでも優勝を経験しているからね。大学、ダイエー、ワールドシリーズ、WBC、ロッテ……野球に運があるとするなら、「優勝運」を持っている男なんですよ、井口資仁は。 ――確かにみんな口を揃えて言いますね。 なので、その井口監督と工藤監督の対決ですよ、やっぱり。工藤公康はシミュレーションの天才ですからね。こうきたらこうくる、このピッチャーがきたらこれをやる、このピッチャーとこのバッターはこうこうで、何回裏に何をやって、バントしてって全てシミュレーションが済んでるんです。そんなシミュレーションの鬼が優勝運の井口さんとやるんだから、かなり楽しみでしょ。野球の神様はどっちを転ばすのか。 ――CSを懸けた最後、神様はロッテを選んだ感じがしましたよね。 そうでしょ! 最後の試合、ロッテからしたらものすごいプレッシャーがあったと思う。それでも苦しんできたなかで最後は良い勝ち方をした。ああいうチームは勢いがあるんです。
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November 14, 2020 at 09:05AM
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川崎宗則がCS&日本シリーズを語る「ロッテは怖いよー!監督が井口資仁だからね」“原辰徳節”にも期待?(Number Web) - スポーツナビ
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