遠山武 城真弓
【福岡】北九州市小倉北区の旦過市場一帯で火災が発生して1年になることを受け、武内和久市長は18日、市消防局職員と市場を回り、防火を呼びかけた。
火災は昨年4月19日未明、さらに8月10日夜にも起き、計87店舗が焼けた。武内市長は、火災を起こさないために気をつける項目を記したチラシを店主らに渡し、「日常の点検が大切ですのでよろしくお願いいたします」と声をかけて回った。消防局職員も消火器の設置状況などを確認して回った。
市は2度目の火災が起きた後、元消防職員14人を「防火指導員」として再任用した。指導員はまず、市内に約650ある木造の飲食店を巡回し、消火器の使い方を説明するなどした。
今年度は、市内に20カ所あるという木造の建物が集まった商店街を回る予定。また、こうした商店街にある飲食店の防火設備などを点検する「査察」は、内規で3~5年に一度だったのを毎年に改めるという。
市内で500平方メートル以上の市場・商店街・飲食店街が焼けた火災は、1995年から2021年までに計13件発生した。市は自動通報機器の設置といった防火設備の整備だけでなく、人による直接指導といった点にも力を入れていく方針だ。武内市長は「旦過は市民の心のふるさと。二度と火災を起こさないため、地域の皆様と協力し防火力向上に努めたい」と話した。(遠山武、城真弓)
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