【写真】「圧迫面接を受けるマッチョ」「磯で臨戦態勢のマッチョ」ほか、元気が出るマッチョフリー素材傑作集
■数時間に及ぶ冬の撮影はパンプアップして乗り越え そこまでしても“フリー素材”にこだわり
――マッチョのフリー素材サイト「マッスルプラス」開設のきっかけを教えてください。
資料作成や記事を書く際にたまに筋肉やマッチョの素材が必要なことがあると思うのですが、意外とマッチョ専門のフリー素材が少なかったのです。実際にそういった要望を頂くこともあり、せっかく作るのであれば、使用する方やそれを見た方が思わず笑ってしまうようなものにしたいなと。なので、「こんな素材使えないよ！」というマッチョの写真だけを厳選しています(笑)。日常に筋肉でスパイスをプラスし、楽しく豊かな社会になればという想いも込めて「マッスルプラス」というサービス名にしました。
――反響はいかがですか。
社内のプレゼン資料、YouTubeのサムネイル、広告物など、幅広い用途に使用いただいています。中でもイラストレーターさんや漫画家、同人作家さんなど絵を描く方に、作品で筋肉を描く際にトレースしたり、筋肉の付き方の参考資料にしたりと重宝されているようです。これまで参考にする画像をネット検索しても、欧米マッチョが多くアジア人の筋肉素材が少なかったのでありがたいという声が寄せられています。何より「用途は不明だけど見てるだけで元気出る」「疲れたらマッスルプラス見る」「閉塞感ある中でこれは元気になる」「サイト開いた瞬間吹き出した」などという声が一番うれしかったですね。それこそ『マッスルプラス』の意義だと思います。
――300枚以上の素材を提供されていますが、テーマやポーズはどのように決められていますか。
“こんなところにマッチョがいたら面白い”という思い付きでテーマを決めることが多いです。これまでは、オフィス、公園、無人島、ライブハウス、茶室、バーなどあまり筋肉のイメージがないところを中心に撮影してきました。基本的には、筋肉とミスマッチなところほ面白くなりますね。テーマ、場所が決まれば「●●なマッチョ」と素材の案をブレストしていきます。１回の撮影で30~50程出して3～6時間かけて撮影していきます。選定した素材にタイトル付けする際も、素材を自分で大喜利するような気持ちでクスっと笑ってしまうようなタイトル付けを心がけています。
――印象に残っている撮影はありますか。
屋外で長時間の撮影も多いので気候的に大変な時期もあります。一番最初の撮影が実は12月初旬、且つ人が少ない早朝の撮影でしたので寒くて過酷でした(笑)。撮影の合間は常にパンプアップして体を温めていたのですが、寒さで筋肉が全然張らず、使っていた筋トレ用ゴムチューブが寒さのせいか引きちぎれました…。冬に山の川に入ったり、炎天下の中スイカを50回ほど叩き続けたり、ライブハウスでバンドが演奏する中に交じって撮影したりしたのも全部良い思い出です(笑)。どの撮影もスタッフ、モデルともに笑いを堪えるのが一番大変なくらい楽しい現場です！
――今後、どのような素材を提供していきたいですか。
テーマを季節別やシチュエーション別などで増やしていきます。直近では、メンバーの運営するキウイ農園で「農家のマッチョ」を撮影しました。ここでもかなりマッチョで面白い写真が撮れ、つい先日公開しましたのでぜひ見ていただきたいです！将来的には、南極、深海、宇宙などで撮れると面白いですね。皆さんからこんな素材ほしいというリクエストも受け付けておりますので頂きたいです。年末年始には、素材を使った「筋肉大喜利」企画を予定しており、来年はユーザー参加型の撮影会などもやってみたいと考えています。そうして、面白マッチョな画像が溢れて世の中を元気にできればうれしいです！
――有料ではなく、フリー素材にこだわりがあるのでしょうか。
マッスルプラス自体、それほど収益を目的にはしておらず、フリー素材として広まって、より多くの人に見て笑顔になってもらいたいという想いのためです。
■色物扱いされがちなイメージを変えたい「筋肉人口が増えれば日本のGDPは上がる！」
――筋肉紳士集団ALLOUTを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
ボディコンテストに出場する機会があり、出てみるとかっこいい体の人がこんなにもいるのかと知り、同時に鍛錬された肉体が活かされる機会がコンテスト以外にないのはもったいないと感じました。そこまでの体づくりには時間もコストかかるので、それを活かせる場所を創出したいという想い、そして、私自身病弱だった幼少期を運動で克服し、筋トレによって自信を得て人生を変えられたことを伝えたかったからです。
――“筋肉紳士”とは、どういった思いが込められているのでしょうか。
“マッチョな男性は品格がありカッコいい”というイメージを作りたかったためです。それまでも筋肉を使った面白いコンテンツをたくさん企画していましたが、それだけではダメだと感じました。一般的に筋肉やマッチョは色物扱いされ、あまりカッコいいという印象はなかったため、より多くの人に筋肉の魅力を広げるためにも、筋肉をきちんとブランディングをしていきたいと考えました。実際、マッチョな男性は大らかで優しく紳士的な人が私の周りには多かったため、「筋肉紳士」というコンセプトを用いることにしました。
――どうしたらALLOUTに参加できるのでしょうか？
現在500名ほど全国にいるメンバーから選定し、東京、名古屋、大阪、福岡の各5~10名ほどのメンバーでチームを作り、各エリアごとにALLOUTとして活動しております。選定は基本的に私が全て選びます。大まかな基準としては、肉体、ルックス、人間性でしょうか。あとはチームのバランスを見たり、面白い特技を持っていたりすると起用することもあります。
――東京では「マッスルカフェ」も開催されていましたよね。
現在はコロナのため開催中止しておりますが、東京メンバーの中からカフェメンバーを選定していました。マッスルカフェでは、そこからさらにお客様投票制で勝者を決めるコンテストも行っています。お一人様から楽しめるイベントで、マッチョ好きな方、お姫様だっこされたい方、壁ドンされたい方にも楽しんでいただける内容になっています。
――これまで様々なマッチョを見てきたかと思いますが、多くのマッチョに共通点があれば教えてください。
マッチョは基本的に明るく、優しく、紳士的、且つ面白いです。なので一緒にいると周囲を明るくできますし、非常にポジティブなため精力的に活動する人も多いかと思います。経営者にも筋トレ、ボディメイクする方は増えていて、自己管理、メンタルヘルスケア、健康維持、課題解決型思考など、多くの点でビジネス面でも活かしている人はいます。この点でお話すると本一冊書けるくらい長くなってしまいますので、端折らせていただきますが、筋肉人口が増えれば日本のGDPは上がると私は考えています。
――マッチョにできること、マッチョの需要はどのようなところにあるとお考えですか。
マッチョの需要は無限大で、筋肉は世界を救うと思います。これまでも筋肉で色んな企画やイベントを行ってきましたが、「筋肉×●●」と筋肉と組合せると大体のものは面白かったり、奇抜だったりインパクトあるコンテンツになります。何より、関わる人すべてが楽しく明るくなれるので、筋肉で笑顔の輪が広まれば世界は平和になるはずです。そして、私たちの活動から、筋トレやフィットネスが広まれば、健康寿命の延び、経済活動も活発化し、多くの人が健康で豊かな生活を送れる社会になると思います。そういう意味でも、筋肉は世界を救うと私は考えて日々筋トレに励んでいます。
――AKIHITOさんにとって、“筋肉”とは何でしょうか。
世界平和の最終兵器です。
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December 13, 2020 at 07:00AM
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「用途は不明だが元気出る！」マッチョのフリー素材が話題 コロナ禍で活躍の場失った“筋肉たち”を有効活用：紀伊民報AGARA - 紀伊民報
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