[6日 ロイター] - 欧州株は続落して取引を終えた。高インフ レを抑えるために中央銀行が政策金利を大幅に引き上げるとの見通しを 背景に、小売業やテクノロジー銘柄が売られ、相場全体を押し下げた。 STOXX欧州600種指数は週間ベースで4.55%下 げ、下落率は約2カ月ぶりの大きさとなった。 6日の小売株指数は1.96%下落し、約2年ぶりの安値 で取引を終えた。インフレ高進やウクライナ戦争、中国での新たなロッ クダウン(都市封鎖)を受けて軟調な決算発表が相次いだのが売り材料 となった。 ドイツのスポーツ用品大手アディダスは3.6%安。中 国でのロックダウンが響き、2022年通期の売上高予想を引き下げた のが嫌気された。 テクノロジー株指数も2.42%下落。米国債利回りの上 昇を背景に、米国株式市場で成長銘柄が下落したのがマイナス材料とな った。 この日発表された米雇用統計で雇用者数の伸びが予想を上回り、米 連邦準備理事会(FRB)による大幅利上げへの懸念が強まった。 欧州中央銀行(ECB)は今年後半に利上げすると予想されている 。一部のアナリストは最近のユーロ圏の記録的な物価上昇率を受け、早 ければ7月にも利上げが始まるとの見通しを示している。 キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、ジャッ ク・アレン・レイノルズ氏は「ECBが7月に25ベーシスポイント( bp)利上げする可能性が高いという投資家の見方に私たちも同意見だ 」と語り、ユーロ圏経済にとって最悪の状況はまだ到来していないと警 告した。「人手不足が引き続き経済活動の重しとなる可能性が高く、イ ンフレが高進すれば実質所得はさらに減少する」との見方を示した。 石油・ガス株指数は0.47%上昇。欧州連合(EU)が ロシア産原油の輸入禁止措置を発表したのを背景に、原油価格が1バレ ル=110ドルを超えて取引されたのが材料視された。 オランダの銀行最大手、INGグループは4.7%下落 。ロシアとウクライナの戦争を受けた不良債権引当金急増などを背景に 、発表した四半期純利益が予想より悪かったのが嫌気された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 429.91 -8.35 -1.91 438.26 FTSEユーロファース 1686.96 -30.84 -1.80 1717.80 ト300種 ユーロSTOXX50種 3629.17 -67.46 -1.82 3696.63 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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