6兆2000億ドル(約840兆円)規模の上場投資信託(ETF)市場の 一角が、米国株の先行きに関する不穏なシグナルを発信している。
相場が下落すると利益が出るインバースETFの取引高が、強気なレバレッジド商品の取引を金融危機以来の大幅な差で上回っている。ブルームバーグ・インテリジェンスのデータで明らかになった。
これはセンチメントが崩壊しつつある新たな兆候とみられる。1994年以来の積極的な米金融政策が弱気相場を引き起こし、 前例がないほどの幅広い売りにつながっていることが背景にある。ロング戦略のレバレッジドファンドはほぼ常に、弱気な戦略よりも人気が高い。トレーダーが相場上昇を大いに活用しようとするためだ。
今や押し目買いの意欲は弱まりつつあり、今年の広範な株安を背景にヘッジ需要に置き換わっている。
みずほインターナショナルのグローバルマクロ戦略責任者、ピーター・チャットウェル氏は「インバースETFの人気が高まりつつあり、資金が流入しているのは理にかなっている」と指摘。「リアルマネーの投資家にとって、ポートフォリオを下振れから守ることは難しい。国債がヘッジとして十分に機能しない金利上昇の環境では特にそうだ」と述べた。
原題:
Bearish Bets Are Dominating ETF Market Like 2008 All Over Again(抜粋)
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