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NY市場サマリー(28日)株大幅続伸、ドル/円6週間ぶり安値、利回り低下 - ロイター (Reuters Japan)

[28日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場でドルが対円で下落し、6週間ぶり安値を付けた。朝方発表された第2・四半期の米国内総生産(GDP)が2四半期連続で縮小したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるという観測が後退した。

米商務省が28日発表した第2・四半期の実質GDP速報値は年率換算で前期比0.9%減と、2四半期連続で縮小。米経済活動の3分の2以上を占める個人消費は2年ぶりの低い伸びとなった。

UBSのFXストラテジスト、バサール・セレブリアコフ氏は「低調なGDPは明らかに景気減速を示唆している。インフレ軟化に伴い成長も鈍化するだろう」と指摘。「そうなれば、引き締めサイクルの終了につながり、とりわけドル/円を圧迫することになる」と述べた。

終盤の取引で、ドル/円は1.7%安の134.31円。一時6週間ぶりの安値となる134.30円に沈む場面もあった。1日の下げ率としては2020年3月以来最大となる勢い。

ドルは米債利回りの低下にも追随した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、米債利回りが低下した。第2・四半期の米国内総生産(GDP)が2四半期連続で縮小したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けそれほど積極的になる必要がないかも知れないとの見方が広がった。

10年債利回りは5.1ベーシスポイント(bp)低下の2.681%。GDP発表直前には2.783%まで上昇していた。

MUFGセキュリティーズの米マクロ戦略部門責任者、ジョージ・ ゴンカルブス氏は、投資家は成長見通しがそれほど素晴らしいものではないことを認識しており、現水準での米債購入は妥当とした。

2・10年債の利回り格差はマイナス21.1bpに縮小したものの、なお逆イールドの状態にある。

2年債利回りは8.3bp低下の2.889%。6月中旬には3%超で推移していた。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式>  米国株式市場は続伸し、主要株価3指数がいずれも1%超高で取引を終えた。第2・四半期の米国内総生産(GDP)が2四半期連続で縮小したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が一部の想定ほど積極的に利上げを行う必要はないとの観測が広がった。

GDP統計を受け米10年債利回りが低下。株式市場では国債利回り低下に伴い上昇する傾向にある公益事業と不動産がS&P主要セクターの上げを主導した。

エドワード・ジョーンズのシニア投資ストラテジスト、モナ・マハジャン氏は利回り低下について「FRBが今後12カ月のある時点で政策転換し、利下げを余儀なくされるのではないかという市場の見方」を反映している可能性があると指摘。「引き締めペースが今後より緩やかになることを示す」と語った。

第2・四半期決算も市場予想を上回る発表が増えており、市場を支援している。

第2・四半期純利益が予想を上回った自動車大手フォード・モーターは6.1%上昇した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米経済が2四半期連続でマイナス成長となったことを受けて、安全な資金逃避先として買いが集まり、上伸した。

商務省が発表した2022年4─6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比0.9%減だった。0.9%増のプラス成長を見込んでいた市場予想を下回り、2四半期連続のマイナス成長となった。これを受けリセッション(景気後退)への懸念が強まり、序盤から買いが先行。また前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に行われた記者会見での米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言から、利上げペースが緩やかになるとの観測が広がったことも、相場の押し上げ要因となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米経済が2四半期連続でマイナス成長に陥ったことが嫌気され、反落した。

米商務省が28日発表した2022年4─6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、 年率換算で前期比0.9%減と、前期(1.6%減)から2四半期連続でマイナス成長となった。2四半期連続のマイナス成長は「テクニカル・リセッション(技術的な景気後退)」と見なされており、エネルギー需要が減退するとの見方が改めて広がった。

前日に発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で、原油在庫の大幅な取り崩しが明らかになったことを受け需給引き締まり観測が広がり、朝方はプラス圏で推移する場面もあった。ドイツの業者が27日、ロシアからのガス供給量が最大能力の2割に減少したと報告、供給不安が高まっていたことも相場の支援材料。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 134.28/134.31

始値 135.57

高値 135.74

安値 134.21

ユーロ/ドル NY終値 1.0196/1.0200

始値 1.0132

高値 1.0199

安値 1.0115

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*07.00 3.0170%

前営業日終値 97*16.00 3.0020%

10年債(指標銘柄) 17時05分 101*24.00 2.6705%

前営業日終値 101*07.00 2.7320%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.75 2.6979%

前営業日終値 99*25.25 2.7950%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*08.13 2.8683%

前営業日終値 100*01.75 2.9720%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 32529.63 +332.04 +1.03

前営業日終値 32197.59

ナスダック総合 12162.59 +130.17 +1.08

前営業日終値 12032.42

S&P総合500種 4072.43 +48.82 +1.21

前営業日終値 4023.61

COMEX金 8月限 1750.3 +31.2

前営業日終値 1719.1

COMEX銀 9月限 1986.8 +126.8

前営業日終値 1860.0

北海ブレント 9月限 107.14 +0.52

前営業日終値 106.62

米WTI先物 9月限 96.42 ‐0.84

前営業日終値 97.26

CRB商品指数 289.0228 ‐0.0599

前営業日終値 289.0827

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