川崎市は二十一日、中央卸売市場北部市場(宮前区)と地方卸売市場南部市場(幸区)の施設を使用している卸売・関連業者の五社に、最長四十年間の電気代未請求などの請求ミスがあったと発表した。北部市場では昨年五月にも同様のミスが判明していた。
北部市場では関連業者一社が、電気メーターを経由しない電源を四十年間使用。また二〇二〇年九月に屋根付き駐車場の使用業者が変わったが、駐車場の電気代の請求先は変更されず、以前の業者から約二万五千円を過徴収する一方、現在の業者には請求していなかった。
南部市場では一七年から卸売業者が入居している事務所で一部の電気メーターの請求先が変更されておらず、約三百三十一万円を同市場の指定管理者が支払っていた。また、この卸売業者が使用していた廊下の電灯なども電気代が請求されていなかった。
南部市場では他に一九九五年から関連業者が使っている倉庫の電気代の請求先が市のままだった。未請求の電気代は推計千五百円。
市経済労働局の担当者は「請求ミスは業者ではなく、市や指定管理者の責任と考えている」と述べた。いずれも請求の時効は十年間。業者と協議して未請求の期間や金額を確定する。(北條香子)
関連キーワード
おすすめ情報
from "市場" - Google ニュース https://ift.tt/qX4sDOb
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "北部市場と南部市場の5社に電気代請求ミス 未請求 最長40年間も - 東京新聞"
Post a Comment