[上海 22日 ロイター] - 中国株式市場はほぼ横ばいで引けた。新型コロナウ イルスの流行や不動産部門のリスクを受けて中国の経済成長見通しに対する懸念が浮上し た。 上海総合指数終値は2.0273ポイント(0.06%)安の3269.9 739。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300 指数終値は2.176ポイント(0.05%)高の4238.234。 香港市場は反発し、ハンセン指数終値は34.51ポイント(0.17%)高 の2万0609.14。ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は7.15ポ イント(0.10%)高の7106.70。 週間ベースではCSI300指数が0.2%安、ハンセン指数が1.5%高。 海外勢は今週、株式相互取引を通じて中国株を37億3000万元(5億5000万 ドル)を売り越した。 モルガン・スタンレーはリポートで「A株市場の地合いは過去1週間、ほぼ変わって いない。広西チワン族自治区や甘粛省の集団感染など、新型コロナの感染状況のほか、住 宅ローン返済を巡る混乱が引き続き警戒されている」と指摘。「業績予想の下方修正が加 速する可能性や、米国市場の一段の調整が波及するリスクが目先の圧迫要因だ」と述べた 。 中国では21日に1011人の新型コロナ新規感染者が報告された。新規感染者は最 近1000人前後で推移しており、地合いと景気回復見通しの悪化につながっている。 今週は、未完成物件に対する住宅ローンの返済を拒否する動きが全国的に広がったこ とを受けて不動産部門に対する懸念が再燃。銀行が多額の不良債権に直面するのではない かとの不安が広がった。 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は銀行に対し、適切に貸倒引当金を積み、 リスクを慎重に分類するよう指示した。 半導体株が1.7%安。ヘルスケア株が1.2%安。自動車 株が1.3%高。 市場関係者は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。今月の中国共産党の 中央政治局会議にも注目が集まる見通し。年内の経済政策について協議する。 香港のハンセンテック指数は0.3%高。中国国家インターネット情報弁 公室(CAC)が配車サービス大手の滴滴(ディディ)グローバルに対する調査を終了し 、目先の不透明感が払拭されたことが好感された。 中国金融先物取引所(CFFEX)では22日、小型株CSI1000指数<.CSI100 0I>に基づく先物とオプションの取引が始まった。新しいヘッジ手段の登場で小型株への 関心が高まっており、運用各社は好機と捉えて新商品や戦略を打ち出している。[nL6N2Z3 03L] 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,269.9739 - 2.0273 - 0.06 3,276.1966 3,293.6439 3,246.7313 前営業日終値 3,272.0012 CSI300指数<.CSI300 4,238.234 + 2.176 + 0.05 4,251.787 4,275.470 4,207.314 > 前営業日終値 4,236.058 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数 20,609.14 + 34.51 + 0.17 20,717.47 20,788.46 20,513.80 前営業日終値 20,574.63 ハンセン中国株指数<.HSCE 7,106.70 + 7.15 + 0.10 7,149.69 7,190.62 7,075.49 > 前営業日終値 7,099.55 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
from "市場" - Google ニュース https://ift.tt/E9MSBwU
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "中国・香港株式市場・大引け=中国横ばい、コロナや不動産リスク嫌気 香港反発 - ロイター (Reuters Japan)"
Post a Comment