[上海 15日 ロイター] - 中国株式市場は下落して前場を終えた。中国人民銀 行(中央銀行)が予想外に主要金利を引き下げたが、7月の鉱工業生産と小売売上高が鈍 化し、経済成長に対する懸念が浮上した。 上海総合指数前場終値は2.0202ポイント(0.06%)安の3274 .8675。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は2.980ポイント(0.07%)安の4188.172。 一部の成長株は金利引き下げを受けて値上がりした。新エネルギー株は 3%以上上昇。 人民銀行は15日、1年物中期貸出制度(MLF)と7日物リバースレポの金利を予 想外に引き下げた。 クロックタワー・グループの中国担当ストラテジストは「MLF金利の10ベーシス ポイント(bp)引き下げは全くの予想外だった。7月の信用統計と経済活動全般の減速 に当局がショックを受けたのだろう」と述べた。 中国の7月の主要経済指標は軒並み予想に反して減速した。7月の人民元建て新規融 資も前月から急減し、市場予想も下回った。 ピンポイント・アセット・マネジメントのチーフエコノミストは「経済活動は7月に 鈍化した。多くの都市で新型コロナウイルスが流行したほか、不動産市場の心理も悪化し 、内需が低迷した」と述べた。 予想外の金利引き下げを受けて、CSI300指数は一時0.7%上昇したが、その 後下げに転じた。 太陽光発電が4.1%高、新エネルギー車が2.3%高。 金融と生活必需品は0.9%安。観光は1.4%下落 。 香港株式市場のハンセン指数前場終値は56.83ポイント(0.28%)安 の2万0118.79。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は15.41ポイント(0. 22%)安の6842.07。 ハンセンテック指数は0.3%安。複数の中国国有企業は12日、ニュー ヨーク証券取引所(NYSE)からの上場廃止を自主的に進める計画を発表した。 米中は上場企業の監査問題を巡って以前から協議を続けており、米国に上場する中国 企業が米国の監査規則を順守できない場合、米国内の取引所から上場廃止になる恐れがあ る。一部のアナリストは上場廃止が監査問題の解決に役立つ可能性があると指摘している 。 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数 3,274.8675 - 2.0202 - 0.06 3,268.3653 前営業日終値 3,276.8877 CSI300指数<.C 4,188.172 - 2.980 - 0.07 4,180.001 SI300> 前営業日終値 4,191.152 香港 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数 20,118.79 - 56.83 - 0.28 20,038.48 前営業日終値 20,175.62 ハンセン中国株指数< 6,842.07 - 15.41 - 0.22 6,809.48 .HSCE> 前営業日終値 6,857.48 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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