[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落して取引を終えた。イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が緊急国債買い入れ措置を延長しない方針を示したことで不安感が広がった。
一方、ダウ工業株30種平均は小反発した。アムジェンは5.7%高。モルガン・スタンレーが投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げたことが材料視された。
米インフレ統計の発表や決算シーズンを前に様子見ムードが強く、終日値動きの激しい展開だった。
主要株価3指数は午後の取引でイングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁の発言を受けて下落した。総裁は10月14日までの予定で実施している緊急国債買い入れ措置を巡り、年金基金などは「あと3日以内に」ポジションのリバランスを終えるべきとし、延長しない方針を明言した。
チャールズ・シュワブのマネジングディレクター、ランディ・フレデリック氏は「この日の下げはイングランド銀行が英国債市場への支援を3日以内に打ち切ると発表したことだ」と指摘した。
年金基金の業界団体はこの日、買い入れ措置を少なくとも10月31日まで延長するよう促していた。
今週のインフレ統計が米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げ継続につながる数字になるとの懸念から米国債利回りが上昇、グロース株やテクノロジー株に売りが出た。S&P情報技術は1.5%安となった。
12日に9月の米卸売物価指数(PPI)、13日に米消費者物価指数(CPI)が発表される。
主要行の決算を週内に控え、S&P銀行株指数は2.6%安となった。
国際通貨基金(IMF)は米経済の2022年成長率予想を7月時点から0.7%ポイント引き下げ、1.6%とした。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.5対1の比率で上回った。ナスダックでも1.51対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は116億5000万株。直近20営業日の平均は117億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 29239.19 +36.31 +0.12 29085.2 29608. 29074.
0 42 23
前営業日終値 29202.88
ナスダック総合 10426.19 -115.91 -1.10 10484.3 10608. 10351.
7 84 98
前営業日終値 10542.10
S&P総合500種 3588.84 -23.55 -0.65 3595.86 3640.6 3568.4
6 5
前営業日終値 3612.39
ダウ輸送株20種 12539.79 +4.22 +0.03
ダウ公共株15種 866.66 +0.40 +0.05
フィラデルフィア半導体 2218.49 -56.85 -2.50
VIX指数 33.63 +1.18 +3.64
S&P一般消費財 1093.99 -8.96 -0.81
S&P素材 434.81 -3.22 -0.74
S&P工業 723.10 +0.09 +0.01
S&P主要消費財 701.50 +6.46 +0.93
S&P金融 504.56 -6.63 -1.30
S&P不動産 216.16 +2.18 +1.02
S&Pエネルギー 611.54 -4.64 -0.75
S&Pヘルスケア 1428.76 +8.30 +0.58
S&P通信サービス 160.95 -2.68 -1.63
S&P情報技術 2049.38 -31.58 -1.52
S&P公益事業 323.44 -0.88 -0.27
NYSE出来高 11.61億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 26355 - 75 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 26350 - 80 大阪比
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