[23日 ロイター] - 米国株式市場は値動きの荒い展開の中、主要株価3指数がプラス圏で取引を終了。S&P総合500種は5営業日ぶりに反発した。投資家は米連邦準備理事会(FRB)の利上げが米経済にどのような影響を与えるか見極めようとしている。
このところの指標は経済の強さを示しており、政策当局者もタカ派的なメッセージを発している。
23日に発表された新規失業保険週間申請件数は予想外に減少し、労働市場が引き続き逼迫していることを示した。
また、第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は堅調な伸びを示したが、主に在庫増加が要因だった。
ナティクシス・インベストメント・マネジャーズ・ソリューションズのリード・ポートフォリオストラテジスト、Jack Janasiewicz氏は、強気派も弱気派もそれぞれに多くの材料があると指摘。不透明感が強く、そのためレンジ相場となったと語った。
S&P500はこの日、一時50日移動平均線(3980ポイント)を下回って推移していたが、午後に入り切り返し、今週初めて4000ポイントを上回って引けた。
半導体大手エヌビディアの好決算などが支援材料となった。同社が22日に示した第1・四半期(2─4月)売上高見通しは、人工知能(AI)を使った自動応答ソフト(チャットボット)などAI技術強化に向けた企業の支出拡大が追い風となり、市場予想を上回った。
エヌビディアは14%急伸。他の半導体株も上昇し、ブロードコム、インテル、クアルコムは0.6─1.8%高。フィラデルフィア半導体指数は3.3%上昇した。
S&P主要11セクターでは7セクターが上昇。原油価格の上昇に支援され、エネルギーは1.3%値上がり。同指数は前日まで7営業日続落していた。
一方、通信サービスは5営業日続落。0.7%安と下落率は主要セクターで最大だった。ネットフリックスの下げ(3.4%)が重しとなった。同社は一部の国で利用料を値下げしたことを明らかにした。
電子商取引(EC)大手イーベイは5.2%安。下落率は昨年9月13日以来の大きさ。上期の需要についてさえない見通しを示したことが嫌気された。
バイオ医薬品大手モデルナは6.7%下落して昨年11月3日以来の安値を付けた。新型コロナウイルスワクチンについて、第4・四半期の売上高が予想を上回ったにもかかわらず、年間売上高見通しを50億ドルに据え置いたことが背景。
米取引所の合算出来高は104億3000万株。直近20営業日の平均は115億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33153.91 +108.82 +0.33 33175.39 33272.40 32795.67
前営業日終値 33045.09
ナスダック総合 11590.40 +83.33 +0.72 11636.93 11638.98 11432.58
前営業日終値 11507.07
S&P総合500種 4012.32 +21.27 +0.53 4018.60 4028.30 3969.19
前営業日終値 3991.05
ダウ輸送株20種 14707.94 +154.55 +1.06
ダウ公共株15種 929.56 -5.07 -0.54
フィラデルフィア半導体 2988.81 +96.42 +3.33
VIX指数 21.14 -1.15 -5.16
S&P一般消費財 1135.21 -1.00 -0.09
S&P素材 508.01 +0.93 +0.18
S&P工業 851.92 +3.38 +0.40
S&P主要消費財 763.31 -1.65 -0.22
S&P金融 591.76 +0.83 +0.14
S&P不動産 243.94 +2.37 +0.98
S&Pエネルギー 645.39 +8.10 +1.27
S&Pヘルスケア 1514.86 +4.03 +0.27
S&P通信サービス 174.89 -1.16 -0.66
S&P情報技術 2415.19 +38.73 +1.63
S&P公益事業 337.24 -1.64 -0.48
NYSE出来高 9.05億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 27235 + 105 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 27230 + 100 大阪比
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