米シカゴ連銀のグールズビー総裁は２月28日、中央銀行当局者は発表されたデータで学んだことを実体経済から得た手掛かりで補強し、金融市場に過度に重点を置かないようにする必要があるとの見解を示した。
１月の就任以降初めて公式なスピーチに臨んだグールズビー総裁は、経済指標は遅行するため、ニュースへの投資家の即座の反応に頼りたくなるものだと指摘した。
ただ、「政策当局者が市場の反応に頼り過ぎるのは危険であり間違いだ」と述べ、「われわれの仕事は結局のところ、実体経済の動向で判断される」と付け加えた。
グールズビー総裁は今年の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で投票権を持つ。総裁はこの日、インディアナ州にあるアイビー・テック・コミュニティー・カレッジでスピーチした。事前に用意された講演テキストでは金融政策への言及はなかった。
原題： Fed’s Goolsbee Says Mistake to Rely Too Much on Market Reaction（抜粋）
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