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九条の会・七尾 発足15年目 会員の声を会報に - 中日新聞

これまでの活動を振り返り、今後に思いをめぐらせる代表の高瀬英美枝さん(左)と古田励子さん=中能登町で

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活動自粛で初の意見募集

 戦争反対や憲法九条堅守などを掲げ発足十五年目になる市民団体「九条の会・七尾」は、新型コロナウイルスの影響で、活動の根幹をなす学習会や街頭活動などができず頭を悩ませる。現政権の施策に疑問を感じることが多く、問題点を共有し今後の活動につなげる打開策として、会報に掲載するため会員から意見を募る初めての試みを行っている。集まれない代わりに志を確認し合い士気を高める狙いだ。(室木泰彦)

 同会は二〇〇五年十月に発足し、現在は七尾市を中心に会員約百人で活動する。平和を脅かすことにつながるとして集団的自衛権や安全保障法制、改憲などに反対を訴えてきた。活動の軸足を定める大事な機会として月一回ペースの学習会や講師を招いた研修会、主張を発信する街頭活動を重視している。

 しかし、感染拡大で外出や集会などの自粛を余儀なくされ、春以降は会合や街頭活動ができない状況。こうした中、緊急事態宣言の混乱に乗じるように、政府に大きな権限を与え人権が制限される恐れがある「緊急事態条項」新設など改憲の動きが活発化することに危機感を募らせている。

 本来なら会員が顔を合わせ、情報交換で理解を深め合い結束して抗議の声を上げたい局面。それがかなわないため、窮余の策として六月五日ごろ発行予定の会報「9(九条の会)7(七尾)だより」で会員から募った意見などを掲載し、意識を共有することにした。

 今回初めて会員に往復はがきを郵送。国政への思いやコロナ禍で過ごす心境などをはがきに収まる分量で原稿や川柳、短歌、漫画など自由形式で返信するよう呼び掛けている。五月二十七日までメールでも受け付け、集まる原稿などは担当会員が編集する。

 初の試みについて会員の古田励子さん(77)=七尾市栄町=らと話し合い、これまでの活動を踏まえ今後に思いをめぐらせる代表の高瀬英美枝さん(86)=中能登町=は「学習会は基本中の基本。それができない今、活動は“静”だが、志は“動”。会員の思いを会報に集め次へのステップにしたい」と話した。

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