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株安の痛み近く終わる可能性も、クレジット市場に明るい兆し-調査 - ブルームバーグ

米社債市場から、もうすぐ株安は終息するとの歓迎すべきシグナルが発信されている可能性がある。少なくともウォール街の調査会社1社はそうみている。

  投資家やバンカー、金融の専門家は経済や市場の健全性を見極める手がかりとして、社債市場に目を向ける。そこから生まれるストーリーは最近では良くないものが多い。米国債利回りに対する社債の上乗せ分、つまりクレジットスプレッドがこの1年間でほぼ2倍に拡大したというものだ。米企業に対する懸念が深まっている兆候とされている。

  株式市場も散々な状況だ。S&P500種株価指数は1月高値から20%近く下げた。

  しかし、クレジットスプレッドの変動はそれほど大きくなくなってきた。債券調査会社クレジットサイツはこれを、株式相場の底入れが近いことを示唆していると指摘する。

  クレジットサイツは1998年以降、S&P500種が週間ベースで特に大きく動いた7つの期間を調査した結果、S&P500種が持ち直し始める平均42日前にクレジットスプレッドの変動がピークを付けていた。

  今年はいつ、クレジットスプレッドの変動がピークを付けたのか。それは42日前よりさらに遡る3月だった。S&P500種は週間ベースでこれまでに7週連続で下げている。

  クレジットサイツの戦略部門グローバル責任者、ウィニー・シザー氏は「過去のパターンがまだ生きているとすれば、投資適格級および高利回りの社債スプレッドは絶対ベースで拡大を続ける可能性がある」と指摘。「しかしながら拡大幅は短期的にペースを落としていくはずであり、同時に株式の変動ペースは高くなり、S&P500種は底に近づいていく」と論じた。

  ブルームバーグ米投資適格級社債指数のスプレッドは23日時点で147ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。社債市場に負荷がかかり始めると多くのストラテジストが注視する水準の150bpに近づいた。

原題:Credit Spreads Show Pain in the US Stock Market Might End Soon(抜粋)

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