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暗号資産(仮想通貨)市場が今年に入り崩れ去る中にあって、短期投機家は最初に売りに動いた保有者グループの一角だった。相場の下げが進んでいる今、 最も忠実な投資家層の一部でさえ市場から逃げ出しつつあるようだ。
仮想通貨分析プラットフォーム、グラスノードのデータによると、特定の日にブロックチェーン上のデジタル通貨の動きからどれだけの利益を実現したかを示す指標のSOPRは、1年ぶりの水準に低下した。
こうした状況から長期保有者に圧力がかかっているとみられ、どんな落ち込みでも乗り越える忠実で頑強な投資家層「 ホドラー」にとって悩ましいサインともいえそうだ。
ジェネシス・グローバル・トレーディングの市場インサイツ責任者ノエル・アチソン氏はインタビューで「長期保有者の売りも確認され始めたが、オンチェーンデータによると、その一部はコストを下回る水準で退出しており、パニック売りのようだ」と指摘した。
グラスノード によると、SOPRは一定の時間枠におけるセンチメントと収益性に関する手掛かりを示し、ブロックチェーン上での全仮想通貨の実現利益に関する程度を反映する。平均を示すものであり、長期保有者全体が売りに動いていることや売り手全てが損失を出していることには必ずしもならない。だが多くの後退局面をしのいできた市場にとっては、流れを変える明白な材料が乏しい状況にあって新たな留意事項だ。
原題:
Crypto Market Starting to See Even Old-Timers ‘Panic Selling’(抜粋)
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