[24日 ロイター] - ロンドン株式市場は反発して取引を終え た。中央銀行のタカ派的な姿勢や低調な経済指標、世界的な景気後退リ スクの高まりが懸念される中、製薬や生活必需品株など景気変動の影響 を受けにくいとされるディフェンシブ銘柄が買われたのが相場をけん引 した。 中型株で構成するFTSE250種指数は2.30%高。 週間ではFTSE100種が2.74%高、FTSE250種 指数が1.05%高と、ともに4週ぶりにプラスとなった。 5月の英小売売上高は前月比0.5%減少し、物価急上昇の影響で 買い控えの動きが示された。4月は増加だったが、大幅に下方修正され た。 また、市場調査会社GfKが発表した6月の英消費者信頼感指数は 過去最低を記録した。 ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、サラ・コールズ氏は 「私たちが心配しているのは、物価の値上がりは今日に限ったことでは なく、明日はさらに高額の請求書が来ると予想されることだ。家計の完 全な崩壊を招きかねない不況が迫っているとの不安がある」と述べた。 個別銘柄では、クルーズ運航のカーニバルが8.7%上昇 。高インフレと燃料費の高騰の影響が続くが、フル稼働に戻ることから 今四半期のコア利益がプラスになると予測したことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7208.81 +188.36 +2.68 7020.45 (ーからご覧ください)
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