
[9日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を終えた。欧州中央銀行(
ECB)が、7月に11年ぶりとなる利上げを始める方針を示したことが投資家心理を冷
やした。
製薬株や金融株が下落。中型株で構成するFTSE250種指数は1.17
%安。
市場はこのECBの決定を何週間も予想していた。ユーロ圏経済が成長鈍化とインフ
レに苦しむ中、9月により大幅な利上げが見込まれることは、投資家心理に悪影響を及ぼ
した。
フェデレーテッド・ハーミーズのシニアエコノミスト、シルビア・ダランジェロ氏は
「ECBは今日は何も措置を取らなかったが、会合の結果は明らかにタカ派的だった」と
し、「全般的に、ECBが段階的に正常化の道筋を進むのは理にかなっている。最新の経
済指標、特に購買担当者景気指数(PMI)は、戦争の衝撃にもかかわらず回復が続いて
いることを示している」と述べた。
投資家の注目は、10日に発表される米消費者物価指数に移った。米連邦準備理事会
(FRB)は来週と7月の会合で、それぞれ50ベーシスポイント(bp)利上げすると
見込まれている。
ECBの決定を受けてイングランド銀行(英中央銀行)も金融引き締めを加速させる
との見方が広がり、英国の短期と中期の国債利回りが大幅に上昇した。
オンライン家電販売のAOワールドは2.9%下落。ドイツ事業の閉鎖計画が
嫌気された。
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード
終値
FTSE100種 7476.21 -116.79 -1.54 7593.00
(い)
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