[上海 14日 ロイター] - 中国株式市場は3週間ぶりの大幅安。米消費者物価 指数(CPI)統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)の積極利上げ観測が強まり、資 本流出に対する懸念が浮上した。 香港株式市場は2カ月ぶりの大幅安となった。 上海総合指数終値は26.2553ポイント(0.80%)安の3237. 5419。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI30 0指数終値は45.755ポイント(1.11%)安の4065.359。 ハンセン指数終値は479.76ポイント(2.48%)安の1万8847. 10。ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は162.40ポイント(2. 45%)安の6470.65。 南華先物の株価指数先物アナリスト、王夢穎氏は「夜間の米国市場急落は中国A株の センチメントを悪化させた」と指摘。国内の新型コロナウイルス流行状況とその対策、お よび成長促進政策の実施が引き続き注目される見通しという。 新エネルギー株は2%安、自動車株は1.6%安。一般消 費財株は1.3%下落した。 航空防衛株は1.6%高。 香港のハイテク株は2.9%安。電子商取引大手アリババ・グループ<9988 .HK>が4.5%下落し、ハンセン指数を押し下げた。 金融株は2.2%安。HSBCホールディングスとAIAグルー プは2.5%以上値を下げた。 中国国際金融(CICC)は上海で9.2%安、香港で8%安 。事業発展と資本増強のため、既存株主に新株購入の権利を割り当てる「ライツイシュー 」を提案した。 ロイター調査によると、中国人民銀行(中央銀行)は15日に1年物中期貸出制度( MLF)の金利を据え置く見通し。FRBの政策との乖離が広がれば人民元をさらに下押 しし、資本流出を招く恐れがあるため、引き下げを見送るとみられる。 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数 3,237.5419 - 26.2553 - 0.80 3,224.6783 3,250.8024 3,221.9609 前営業日終値 3,263.7972 CSI300指数<.CSI300 4,065.359 - 45.755 - 1.11 4,058.044 4,089.058 4,047.919 > 前営業日終値 4,111.115 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数 18,847.10 - 479.76 - 2.48 18,933.30 18,989.22 18,797.79 前営業日終値 19,326.86 ハンセン中国株指数<.HSCE 6,470.65 - 162.40 - 2.45 6,488.70 6,518.55 6,449.32 > 前営業日終値 6,633.05 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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