
[香港 24日 ロイター] - 中国、香港両株式市場は大幅下落。中国共産党 指導部の新体制の陣容を受け、経済成長よりも共同富裕といったイデオロギー的政策が優 先されるとの懸念が広がり、香港市場は13年ぶり安値となった。 上海総合指数終値は61.3737ポイント(2.02%)安の2977. 5554。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 終値は109.520ポイント(2.93%)安の3633.373。 香港ハンセン指数終値は1030.43ポイント(6.36%)安の1518 0.69。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)終値は402.96ポイント(7.3 0%)安の5114.48。 香港市場では、習近平体制下で当局の厳しい締め付けを受けてきたテック株と本土不 動産株への売りが膨らんだ。アリババグループと中国インターネットサービス 大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が11%急落。テック株指 数が9.7%、本土系不動産株指数は10.8%それぞれ下げ、いず れも最安値となった。 フィデリティ・インターナショナルのグローバル最高投資責任者のアンドリュー・マ カフェリー氏は、海外投資家は投資したがらない状況と述べた。 本土市場は防衛関連株が買われたこともあって香港ほど下げなかったが、海外投資家 の売りが記録的水準となった。 香港市場との相互取引制度(ストックコネクト)で海外投資家は中国株を179億元 (24億7000万ドル)相当売り越し。2014年の制度開始以降で最大となった。 観光株、レジャー株、ホテル・ケータリング株<.CSIH3003 6>はゼロコロナ政策に圧迫され下落。 インターネット株や不動産開発株も売られ、その資金が一 部、半導体株や精密機器株、防衛株に向かった。 BNPパリバ・アセット・マネジメントのグレーターチャイナ投資スペシャリスト、 Minyue Liu氏は、地政学リスクの高まりに脆弱な銘柄のウエートを下げ、技術革新や産業 振興、エネルギー移行に関連した銘柄の保有を増やしたと述べた。 フィデリティ・インターナショナルのマカフェリー氏は、中国の戦略産業振興やイン フラ投資拡大、気候対策といった取り組みは投資機会を生むとして、パニック売りは行き 過ぎの可能性があると指摘した。 オンショア人民元は約15年ぶり安値、オフショア元は午後終盤 の取引で1ドル=7.30元台に乗せ、最安値を更新した。 中国 終値 前日比 % 始値 高値 安値 上海総合指数<.SS 2,977.555 - 61.373 - 2.02 3,034.74 3,064.421 2,965.167 EC> 4 7 58 1 5 前営業日終値 3,038.929 1 CSI300指数 3,633.373 - 109.52 - 2.93 3,727.91 3,762.158 3,619.988 0 5 前営業日終値 3,742.893 香港 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ハンセン指数<.HS 15,180.69 - 1030.4 - 6.36 15,894.7 15,993.88 15,082.84 I> 3 5 前営業日終値 16,211.12 ハンセン中国株指 5,114.48 - 402.96 - 7.30 5,387.22 5,429.47 5,075.32 数 前営業日終値 5,517.44 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
from "市場" - Google ニュース https://ift.tt/Xs0uS8j
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "中国・香港株式市場・大引け=大幅下落、新指導部に懸念 外国人の売り膨らむ - ロイター (Reuters Japan)"
Post a Comment