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米国株式市場=S&P小幅続伸、FRB議長証言や雇用統計控え警戒感 - ロイター (Reuters Japan)

[6日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種が小幅に続伸した。ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や雇用統計を週内に控えて警戒感が広がる中、米国債利回りの上昇を受け、この日の高値を下回る水準で取引を終えた。

米国株式市場ではS&P総合500種が小幅に続伸した。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

序盤の取引では主要株価指数が堅調に推移し、ナスダック総合は1%超上昇する場面もあった。ゴールドマン・サックスが投資判断「バイ」でカバーを開始したのを手掛かりにアップルが上昇したことなどが支援材料となった。

ただ、商務省が発表した1月の製造業新規受注が予想ほど落ち込まず、米10年債と2年債の利回りが上昇したことを受け、株価指数は一時の高値から下落。ナスダックはマイナス圏で引けた。

BCAリサーチのチーフ米株ストラテジスト、アイリーン・タンケル氏は「今週は米景気動向について手掛かりを得る上で重要になることから、市場は様子見ムードだ」とした上で、「投資家はFRBの対応への懸念から雇用や他の経済指標を警戒している」と述べた。

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は4日、インフレの脅威について警告し、FRBが予想以上に金利を引き上げ、長期にわたり高金利を維持する可能性を示唆した。

投資家はパウエルFRB議長が7─8日の議会証言で今後の利上げの道筋について手掛かりを示すか注視する。

市場は年内に25ベーシスポイント(bp)の利上げを少なくともあと3回見込み、金利が9月までに5.44%でピークを打つと予想している。

業種別ではS&Pの主要11部門のうち6部門が上昇。コモディティーに関連した素材は1.7%安と軟調だった。中国が今年の経済成長率目標を5%前後と予想を下回る水準に設定したことを受けた。

上げ幅が最も大きかったのは情報技術セクター。アップルが1.9%高だったほか、マイクロソフトが0.6%、アルファベットが1.6%、それぞれ上昇した。

暗号資産(仮想通貨)関連銘柄は不安定な値動きとなった。シルバーゲート・キャピタルが独自の決済ネットワーク停止を発表し、事業継続に懸念が生じた。シルバーゲートは6.2%安、同業のシグネチャー・バンクは2.5%安。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.69対1の比率で上回った。ナスダックでも1.94対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は105億7000万株。直近20営業日の平均は109億8000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33431.44 +40.47 +0.12 33425.32 33572.22 33383.47

前営業日終値 33390.97

ナスダック総合 11675.74 -13.27 -0.11 11736.87 11827.92 11667.48

前営業日終値 11689.01

S&P総合500種 4048.42 +2.78 +0.07 4055.15 4078.49 4044.61

前営業日終値 4045.64

ダウ輸送株20種 14974.15 -139.14 -0.92

ダウ公共株15種 920.07 +3.84 +0.42

フィラデルフィア半導体 2994.59 -33.75 -1.11

VIX指数 18.61 +0.12 +0.65

S&P一般消費財 1127.45 -8.05 -0.71

S&P素材 523.14 -8.76 -1.65

S&P工業 872.77 -1.75 -0.20

S&P主要消費財 758.17 +2.48 +0.33

S&P金融 597.36 +0.31 +0.05

S&P不動産 242.25 -0.98 -0.40

S&Pエネルギー 664.95 +0.65 +0.10

S&Pヘルスケア 1502.39 -0.93 -0.06

S&P通信サービス 178.83 +0.81 +0.46

S&P情報技術 2454.86 +13.03 +0.53

S&P公益事業 336.28 +1.44 +0.43

NYSE出来高 9.82億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28205 - 55 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 28200 - 60 大阪比

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