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目の神経細胞「若返り」成功 ハーバード大など、iPSの技術活用 - 中日新聞

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製技術を活用し、マウスで目の神経細胞の「若返り」に成功したと、米ハーバード大などのチームが二日付の英科学誌ネイチャーに発表した。視力の改善も確認され、将来は緑内障など高齢の人に多い目の病気の治療につながる可能性もある。

 研究では、神経細胞の一種で、目の網膜にある「網膜神経節細胞」に着目。この細胞は軸索と呼ばれる突起が脳に向かって伸びており、網膜の視覚情報を伝達する。緑内障などにより軸索が傷つくことが分かっている。

 チームは、京都大の山中伸弥教授が開発したiPS細胞の作製手法で使われる四種類の遺伝子のうち三種類を、軸索が損傷した大人のマウスの網膜神経節細胞に導入した。すると軸索の密度が、正常なマウスと同程度まで回復したことが確認された。詳しく観察すると、新たに軸索が成長して一部は脳まで伸びており「若返り」が見られた。これまで軸索は、大人になってから傷つくと再生できないと考えられていた。

 さらに、模様を動かしてマウスの反応を見る実験で視力を調べると、遺伝子導入後は改善したことも分かった。細胞のがん化といった安全性の問題は生じなかったとしている。...

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