中国・香港株式市場・前場＝下落、新型コロナや製造業ＰＭＩを嫌気 - ロイター (Reuters Japan)

    ［上海　３１日　ロイター］ - 中国株式市場は下落。一部の主要都市が新型コロナ
ウイルス規制を強化した。中国国家統計局の８月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）
が４９．４と、景況改善・悪化の分岐点となる５０を２カ月連続で割り込んだことも地合
いを圧迫している。   
    上海総合指数前場終値は３７．９５８０ポイント（１．１８％）安の３１８
９．２６２３。
    上海と深センの株式市場に上場する有力企業３００銘柄で構成するＣＳＩ３００指数
前場終値は２４．１８９ポイント（０．５９％）安の４０５１．６０５。
    香港株式市場のハンセン指数前場終値は７８．０３ポイント（０．３９％）安
の１万９８７１．００。
    ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数）前場終値は７．１８ポイント（０．１
０％）安の６８３２．９９。
    中国の広東省広州市は３１日、市内の一部で新型コロナウイルス感染抑制策を導入し
た。深センが既にコロナ規制を強化する中、これで中国南部の２つの大都市に制限が課さ
れることになり、経済への不透明感が強まった。    
    新エネルギーが４．５％安で下げを主導。新エネルギー車
が４．１％安、太陽光発電が５．７％安。
    電気自動車（ＥＶ）大手、比亜迪（ＢＹＤ）は香港で９．５％安、深セン<
002594.SZ>で７．１％安。
    著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<B
RKa.N>は、ＢＹＤの香港上場株式１３３万株を約３億７０００万香港ドル（４７１５万ド
ル）で売却した。７月１１日にバークシャーの全持ち分２０．４９％に相当する株式が香
港の清算決済システムに登録されて以降、保有株式を全て売却するのではないかとの観測
が浮上していた。
    資源株が３．２％安。エネルギー株が１．８％安、非鉄金属株
が３．６％安。
    一方、不動産開発株は１．７％高。銀行株と食品・飲料株
はともに１％高。
    アリババは１％安。ハンセンテック指数は２．５％安で寄り付い
たが、その後０．８％上昇。
    米国と中国が、米国に上場している中国企業の監査状況を米当局が検査することを認
める協定に調印したことを受け、米公開会社会計監督委員会（ＰＣＡＯＢ）は来月から開
始される監査の検査対象として、アリババなどを選出した。事情に詳しい複数の関係者が
述べた。
 中国                   前場終値     前日比         ％        始値
 上海総合指数         3,189.2623  - 37.9580     - 1.18  3,216.5257
                                                                  
 前営業日終値         3,227.2203                                  
 ＣＳＩ３００指数<.C   4,051.605   - 24.189     - 0.59  4,057.144 
 SI300>                                                 
 前営業日終値          4,075.794                                  
 香港                   前場終値     前日比         ％       始値
 ハンセン指数          19,871.00    - 78.03     - 0.39  19,589.85
                                                                 
 前営業日終値          19,949.03                                 
 ハンセン中国株指数<    6,832.99     - 7.18     - 0.10  6,702.26 
 .HSCE>                                                 
 前営業日終値           6,840.17                                 
 
    
 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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