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20年で市場60%減!「日本のスキー場」逆転の秘策 - 東洋経済オンライン

涙を流し喜ぶ男性

市場が20年で60%も減る業界で、どうやって多くのお客さんを集めることができたのでしょうか(出所:『スキー場は夏に儲けろ!』、マンガ:飛高翔)

日本のスキー人口が激減、インバウンドも途絶え、多くのスキー場が青息吐息となっている。そんな中、来場者数が過去最多を更新し続けている話題のスキー場をご存じだろうか? 長野県白馬にある「白馬岩岳マウンテンリゾート」だ。

「土地が本来持っている『隠れた資産』を発見し、磨き上げる。ただそれだけを考え、さまざまなアイデアを実現してきました。その結果、わずか4年で100のテレビ番組で紹介していただき、スキー場なのに夏の来場者数が8倍になって、冬の来場者数を超えるという結果につながったのです」

そう語るのが、白馬岩岳マウンテンリゾート代表の和田寛氏だ。ずば抜けたアイデアを次々と導入し、「夏に稼ぐスキー場」を生み出した和田氏。その初の著書『スキー場は夏に儲けろ!――誰も気づいていない「逆転ヒット」の法則』が刊行された。ここでは、「夏に稼ぐスキー場」誕生の「最初のきっかけ」について、解説してもらった。

「ビジネスの定義」考え直すことの絶大な効果

あなたの会社が「何のビジネスを行っていて、競合は誰か」、真剣に考えたことはありますか? 

スキー場は夏に儲けろ!: 誰も気づいていない「逆転ヒット」の法則

『スキー場は夏に儲けろ!―― 誰も気づいていない「逆転ヒット」の法則』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「そんなあたりまえのこと、わざわざ考えたことがない」という方がほとんどだと思います。

ですが、私が代表をつとめるスキー場、白馬岩岳マウンテンリゾートでは、この質問に真剣に向き合い、あらためて自分たちのビジネスを定義しなおした結果、経営の危機から一転、V字回復を果たすことができました。

手前味噌ですが、その成果は目覚ましいものでした。

さまざまなヒットにめぐまれ、スキー場なのに「夏のほうが来場者数が多くなる」という実績を上げることができました。夏の利益をもとに、冬のスキーに訪れるお客さんにも喜んでいただけるような投資も進んでいます。

このように、「ビジネスの定義」は、直接的に業績を左右します。今回は、「夏に儲けるスキー場」をつくることができた、その最初のきっかけの発想をご紹介します。

さまざまな打ち手の根底にある戦略を解説します(出所:『スキー場は夏に儲けろ!』、マンガ:飛高翔)

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