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リモートワークがフロンティア市場を席巻!世界経済の次のトレンドはフロンティア市場に注目|@DIME アットダイム - @DIME

世界経済の次のトレンドはフロンティア市場に注目! 

世界経済を巨視的に見れば、2022年から23年にかけてのマーケットはトレンドの移行期にある面白いタイミングではないでしょうか。

たとえば世界一の富豪であるイーロン・マスクがツイッターを買収した後、大量に社員を解雇して人員整理していますが、これも単純にこの数年の好景気が膨らんだことだけが要因ではなく、もっと大きな経済の流れを大局的に考える必要があるでしょう。

言い換えればこれまでのゲームのルールとは異なるタイミングが近づいているかもしれません。そこで今回は投資家として次に注目したいフロンティア市場の可能性について追求していきます。

米ハイテク企業からフロンティア市場へとトレンドが移る理由

今後の投資機会を考えるにあたって、この数年で加速したリモートワークを牽引してきたGAFAMなどの米ハイテク企業の成長サイクルが鈍化していることに注目です。

本来、コロナがなければもう少し緩やかな成長率であった企業にとって、この数年の特需とも呼ぶべきサイクルが縮小していることが株価にも反映されています。

「相場は知ったらおしまい」という言葉がありますが、今後も米国企業の強さ自体は変わらないはずです。しかし投資をする上でのアップサイドを考えたとき、投資家は次のトレンド、また次のトレンドは何かを思考しているはずです。

そこで米国株の次に注目したいのが「フロンティア市場」です。金融の世界でフロンティア市場といえば、従来の先進国や新興国という区分を超えた新たな投資機会としても注目されています。具体的にはアフリカや新興アジアなどの国々です。

ではなぜ米ハイテク企業からフロンティア市場へとトレンドが移るのかといえば、そこにはリモートワークの発達と人口増加という2つの注目ポイントがあります。

フロンティア市場の国々の人口に注目

フロンティア市場の国々の人口を調べると、高齢化社会が進む日本とは全く異なることが分かります。世界には高齢化に困っていない国も存在するのです。

たとえば30歳以下の人口の約9割の人々が発展途上国に住んでいます。

特にアフリカ、そのなかでもケニアやナイジェリアなどの国々は爆発的に若い世代が増加していおり、人口分布を日本、ケニア、ナイジェリアの順で見ていきましょう。

人口データ:https://www.populationpyramid.net

こうしたデータを比較すれば明らかなように、世界には人口減少に悩んでいない国々があり、人口が経済成長を続ける上で欠かせないポイントである限り、若い世代の多い国の将来性はポジティブなものであるはずです。

また基本的に若い世代になるほどデジタルネイティブであることに加えて、いきなり最先端のデジタル技術が導入されることで、従来の先進国よりもさらに発展する「リープ・フロッグ現象」とよばれる現象が起きています。特にフロンティアに該当する国や地域は既存の設備や技術によるしがらみがなく、先進国よりもサービスを導入しやすい環境があります。

これがどんな現象を生み出すのかというと、従来は先進国にいなければ享受できない知識やサービスも、ネットがあることで、フロンティア市場の国々も先進国と同じ土俵で勝負できる環境が整いつつあると考えられるでしょう。

つまりブロードバンドを通じて知的集約型であった産業が世界中に広がり始めているといることで、従来のビジネスの構造そのものが劇的に変化する可能性があるのです。

リモートワークがフロンティア市場を席巻する

20世紀後半から現在までの新興国やフロンティアの国々は、安い労働力を求める先進国が生産拠点の工場を置く場所として機能してきました。

しかしネット環境が世界中に張り巡らされて、コロナをきっかけにリモートワークが加速したことで、個人単位であっても世界中でどこでも仕事ができる時代に突入しています。

たとえば英語が出来てアウトソーシングできる知識や技術が持っている人材であれば、世界中の国々で働くことが可能であるため仕事に困らないはずです。

これは米国企業側の視点に立てば、世界中から優秀な人材を米国民よりも安い労働力で確保できる環境が整いつつある、と考えることもできるでしょう。

こうした大きな潮流があり、いつでも世界中から優秀な人材の獲得が可能となっていることも、最近の米国ハイテク企業のリストラと関係があるはずです。

おわりに

日本経済の衰退をメディアで目にする機会が度々あります。もちろん人口と労働力は直結するため、人口が減少する国であるかぎり継続的な経済成長は限定的でしょう。

しかし発想を変えれば、世界中のどの国よりも急速な高齢化に進む日本社会のなかで、それに対応した新たなサービスや産業が生み出すことに成功すれば、少なくとも高齢化が進む国にとってのロールモデルになり、新たなビジネスチャンスもやってくるはずです。

また世界経済のトレンドが今後フロンティア市場に移行するのであれば、現在はマーケットが変化するタイミングの最中にあり、そこに投資のチャンスが生まれるはずです。

世の中が日々変化していることを考えれば、常に知識も投資もアップデートを続けなければなりません。少なくとも投資の世界においては、こうした経済のダイナミズムを意識することで、投資家としてもレベルアップしていけると筆者考えます。

ライター名/鈴木林太郎

編集/inox.

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