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東京株式市場・大引け=3日続伸、グロース株が上昇けん引 利益確定売りも - ロイター (Reuters Japan)

9月12日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比327円36銭高の2万8542円11銭と、3日続伸して取引を終えた。2020年10月、東京証券取引所で撮影。(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比327円36銭高の2万8542円11銭と、3日続伸して取引を終えた。前週末の米株高を好感し、物色が広がった。グロース(成長)株の上昇が目立ち、値がさ株の上げが指数押し上昇に寄与した。急ピッチな上昇への警戒感もあり、利益確定売りが上値を抑えた。

日経平均は、200円超高で寄り付いたあとも上値を伸ばし、一時390円超に上昇した。半導体関連などのハイテク株やグロース株が幅広く物色され、指数寄与度の大きい銘柄が全体をけん引した。

経済再開(リオープン)への思惑から、空運や陸運、旅行関連、外食、百貨店など関連銘柄も物色されたほか、円安基調にある中、精密機器、電気機器、自動車株の一角など輸出関連で堅調な銘柄が目立った。

日経平均は25日移動平均線(2万8284円38銭=12日)を寄り付きから上回るなど、テクニカル面の強気転換が意識された。一方、先週から急ピッチな上昇となっており、利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えた。米金融引き締めやそれに伴う景気後退への警戒感もくすぶっており、午後には模様眺めが強まった。

米消費者物価指数(CPI)の発表をあすに控える中、市場では「9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%利上げの織り込みはかなり進んだ。ただ、景気後退を懸念する向きも根強く、相場全体で強気になり切れていない」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との声が出ていた。

TOPIXは0.75%高の1980.22ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.75%高の1018.98ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆1699億5400万円だった。東証33業種では、値上がりは陸運業や空運業、精密機器など26業種で、値下がりは鉱業や電気・ガス業、海運業など7業種だった。

エムスリーが大幅高となったほか、東京エレクトロンは堅調。ANA HLDGやKNT―CT HLDGも買われた。一方、日本郵船や中部電力は軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1259銘柄(68%)、値下がりは488銘柄(26%)、変わらずは90銘柄(4%)だった。

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