世界２位・中国ＢＹＤ参入国内ＥＶ市場の競争激化 - 産経ニュース

ＥＶ中国大手ＢＹＤの日本法人、ＢＹＤジャパンが来年１月に発売する「ＡＴＴＯ３」（同社提供）

電気自動車（ＥＶ）で世界２位の中国大手、ＢＹＤが、来年１月に日本国内の乗用車市場に参入する。独自の販売店網も構築するなど、その本気度がうかがえる。日本市場では国内メーカーのＥＶ投入も相次いでおり、競争が激しくなりそうだ。ＢＹＤの日本法人、ＢＹＤジャパン（横浜市）の劉学亮社長は産経新聞のインタビューに応じ、円安などで価格上昇が見込まれる中、販売方法について「サブスクリプション（定額制）」サービスの提供も検討していることを明かした。

ＢＹＤの日本法人、ＢＹＤジャパン（横浜市）は来年１月、スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「ＡＴＴＯ（アット）３」を発売する。半ばには小型車「ＤＯＬＰＨＩＮ（ドルフィン）」、下半期にセダン「ＳＥＡＬ（シール）」を相次いで投入し攻勢をかける。アフターサービスも充実させ、日本国内のＥＶシフトの需要を取り込む方針だ。

中国ではＡＴＴＯ３と同じ車種の多くが、電池容量によって価格は異なるものの、３００万円台で販売されている。円安や原材料、輸送費の上昇で、日本国内の価格は中国よりも割高になる可能性が高いが、「それでも安い印象」（国内メーカー関係者）との声もあり、価格競争力はありそうだ。

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