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半導体市場とは 好不況、3~4年周期で交代 - 日本経済新聞

▼半導体市場 半導体市場は好況と不況が3~4年程度で周期的に訪れる特徴を持つ。「シリコンサイクル」と呼ばれている。半導体を多く搭載し、出荷数も多いパソコンやスマートフォンといったエレクトロニクス製品の需要に左右される局面が多かった。半導体は最終製品の生産活動に先行するため、シリコンサイクルは世界景気の先行指標にもなる。

半導体の市場規模は2021年に5558億ドル(約81兆円)と10年で2倍近くに拡大した。それでも定期的に大きな不況の波が訪れるのは、半導体の製造サイクルの長さが要因となっている。工場建設に1年超、製造には材料を投入してから完成まで数カ月を要する。需要の変動ほどには供給量を機動的に制御できず、供給が過少や過多に振れやすい。

新型コロナウイルス禍ではサプライチェーン(供給網)が混乱したうえ、需要の変動幅も大きくなり、世界的な半導体不足が問題となった。半導体各社は積極的に供給量を増やしてきただけに、景気の失速局面で過剰感も強くなる。一方、先端開発や基礎的な需要増をにらんだ生産能力の引き上げも必要で、半導体企業は不況期でも継続的な投資を迫られる。

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