
[上海 2日 ロイター] - 中国・香港株式市場は反落して前場を終えた。政 府の支援策にもかかわらず、不動産部門の低迷が長期化するとの懸念が背景。厳格な新型 コロナウイルス規制を巡っても、経済活動の再開には紆余曲折があるとの指摘が出ている 。 上海総合指数前場終値は10.7281ポイント(0.34%)安の315 4.7430。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は21.639ポイント(0.56%)安の3873.130。 香港株式市場のハンセン指数前場終値は123.95ポイント(0.66%) 安の1万8612.49。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は40.45ポイント(0. 63%)安の6344.45。 不動産開発株が3.4%安と下げを主導。非鉄金属株、自 動車株も1.6%値下がりしている。 ムーディーズは2日、「(不動産)部門の見通しは需要低迷で依然芳しくない。政府 の新たな政策で資金調達上の制約は緩和されるかもしれないが、効果が出るまでに時間が かかる」と指摘した。 不動産開発株は当局の支援策を背景に11月に30%以上値上がりした。 ムーディーズは、不動産部門の低迷継続と景気減速で中国の金融システムの安定性に 対するリスクが増しているとも指摘。金融株は1%下落している。 ただCSI300指数は今週2.6%上昇。1カ月ぶりの大幅高となっている。ゼロ コロナ政策に緩和の兆しが出ていることが背景。ハンセン指数は今週6%近く値上がりし た。 事情に詳しい関係筋2人がロイターに明らかにしたところによると、中国当局は、数 日以内に発表される新型コロナウイルス対策補足措置の中で、陽性者に対して一定の条件 下で自宅での隔離を認める方針だ。また、抗原検査を強化するほか、集団検査と定期的な PCR検査の頻度を減らす。 シティのアナリストは「政府が新型コロナ規制の強化ではなく、経済再開の方向に積 極的に動いていることは明らかだ」と指摘。 ただ野村は「新型コロナとの共生への道のりにはまだ時間とコストがかかり、紆余曲 折をたどる可能性がある」と指摘した。 オックスフォード・エコノミクスは、来年下半期に経済活動が完全に再開される可能 性が最も高いとの見方を示した。 ハンセン本土系不動産株は3.9%安。 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数 3,154.7430 - 10.7281 - 0.34 3,160.5789 前営業日終値 3,165.4711 CSI300指数<.CSI30 3,873.130 - 21.639 - 0.56 3,886.403 0> 前営業日終値 3,894.769 香港 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数 18,612.49 - 123.95 - 0.66 18,785.28 前営業日終値 18,736.44 ハンセン中国株指数<.HSC 6,344.45 - 40.45 - 0.63 6,401.93 E> 前営業日終値 6,384.90 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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