
[上海 2日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで小幅下落。ただ、米金利の上昇ペースが減速するとの見方や中国の「ゼロコロナ」政策からの段階的な脱却を巡る期待に支援され、週間では2年ぶりの大幅な上げを記録する見通しとなっている。
国内市場の人民元は午前の取引終盤時点で、1ドル=7.0580元近辺。前日終値と比べやや元安水準。
取引開始前に中国人民銀行(中央銀行)はこの日の元の対ドル基準値(中間値)を7.0542元に設定した。2週間ぶりの元高水準となる。
元は週間で約1.5%高。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げからの転換を示唆する中、ドル指数は3カ月半ぶりの水準に低下した。
当局の不動産市場安定化策や、厳しいコロナ規制からの脱却に向けた準備の兆候が元相場を支援している。
関係筋は1日、ロイターに対し、中国当局は数日以内に発表される新型コロナウイルス対策補足措置の中で、陽性者に対して一定の条件下で自宅での隔離を認める方針だと明らかにした。
DBSは顧客向けノートで「人民元は上昇基調にあり、ドルはピークに達したようだ。中米の金利差が底を打ったことを示唆している」と指摘した。
HBSCも同様の見解を示した。その上で、中国が金利を低水準に維持する見通しであることや一部の海外投資家が地政学的緊張などを理由に中国資産への回帰に消極的になる可能性があることから、元の回復ペースは緩やかにとどまると予想した。
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